投資信託・株式投資の期待値とインデックスファンドのリターン

今回も、金融リテラシーを上げるための銃用なトピックです。株式投資の期待値とリスク、気を付けなければならない販売手数料や信託報酬、借金した場合の金利と投資の儲けどちらを優先するかなどを解説します。

さらに、副業としての投資の安全性・収益性を追求したポートフォリオ理論や、投資の運用方法についても述べていきます。それではまずは動画を御覧ください。

株式投資のリスク・プロファイルから見た利益と損失

株式投資のリターン期待値は一体どのくらいあるのでしょう?
株式投資をした場合どのくらいのリターンがあるのかを示したグラフを株式投資のリスク・プロファイルと言い、右に行くほどリターン左に行くほど損失を表しています。

グラフの中央点を見ると、期待リターンはプラス5%(年利)あることがわかります。

もう少し詳しくみて標準偏差でリスクはどのくらいあるかというと、 約20% であることもわかります。
この20%について詳細に言いますと、中央値がプラス5%ですからそこから20%動いてマイナス15%~プラス25%の範囲に66%の確率で収まるということになります。もちろん、この範囲に収まらない場合もあって15%以上の損失を出す、または25%以上の利益を出す確率がそれぞれ6分の1ずつあります。

どういうことかというと、先ほどの66%以外の34%がそれぞれマイナス側に17%プラス側に17%ずつあるという事です。言い換えれば、すごく損失を出すこともあれば大きな利益を出すこともあるのです。

ここまでをまとめてみますと、株式投資の期待値は 年間で約5%ほどプラス になります。

しかし、手数料には注意が必要です。「投資信託」の場合は販売手数料や信託報酬を取られることが多いので、期待値をゼロにする可能性があります。
もともと期待値が5%の中から手数料や信託報酬として2%~3%取られると、残りは2%ほどになり期待値はほとんどなくなってしまいます。投資信託は手数料や信託報酬に気を付けなければなりません。

借金の金利と投資の期待値

 銀行からお金を借りる場合、定期預金とか不動産があれば年利2%~15%ほどで貸してくれます。銀行が貸してくれなければ、サラ金かクレジットカードからのキャッシングに頼るわけですが、こちらの場合の金利は年利4%~20%くらいになります。

お金を借りている場合は、何としてでも「優先」して借金を返済しなければいけません。

言うまでもなく借金の金利というのはすごく重たいわけで、株式投資の期待値は5%なのに借金の金利を15%も20%も払うことは、収支計算すると株式投資で利益を出すよりも借金を返済する方が自分にとってはプラスになる のです。汗

投資の安全性・収益性を追求したポートフォリオ理論

すべての投資の目的は許容リスクの範囲内で、最大限のリターンを得ることです。←コレめっちゃ重要です。

そこで、分散投資をすることで、リターンをほとんど変えずにリスクを低減することが可能となります。そのためにはそれぞれの投資先が連動しないことが重要で、それぞれの投資が上がったり下がったりしていなくてはなりません。

どういう投資をすれば良いのかということになりますが、基本的には2つの運用方法があります。

  1. アクティブ運用
  2. アナリストやファンドマネージャーが独自に分析を行い、積極的に儲かりそうな投資先を見つけて市場のパフォーマンスを上回るような運用を狙った投資。

  3. パッシブ運用(インデックス運用)
  4. ルールに従った運用方法で、一度投資したら基本的には放置しておくスタイルで、市場と同じパフォーマンスを目指す

しかし、アクティブ運用はコストの分(販売手数料・信託報酬など)だけ、市場よりも負けています。こういうことがあるのでインデックス運用の方が良いということはわかっています。統計学的にも インデックス運用の方が良い という結果が出ています。

賢い投資の方法と注意点

 投資についてここまでに述べたことをまとめてみますと、

  • インデックスファンドに分散投資をするのが良く、ドルコスト平均法で継続的に購入するとなお良い。
  • ドルコスト平均法というのは、金融商品を購入する場合資金を均等にいくつかに分割して定期的に継続して投資する手法。リスクを低減し安定的に収益を得る手法です。

  • 手数料などのコストに注意
  • 手数料や信託報酬を考えた時、店頭での購入はやめた方が良いでしょう。ネット証券で販売されているファンドを選んだ方が手数料は安くなります。

  • インデックスファンドは景気の後退局面に購入するのがお勧め
  • 世界は常に成長しているので、景気はいつも上下に波打っていて、上昇し続けるとか下降し続けることはありません。景気が悪くなって停滞しているときに、インデックスファンドをこつこつと毎月購入しておくとよいでしょう。

    ただし、総資金が1,000万円以上ある場合に限ります。総資金が1,000万円以下の場合はこの限りではありません。

    その理由は、インデックスファンドの期待リターン率は年利5%~10%程度です。1,000万円投資しても年に50万円~100万円しかリターンがありません。であれば、他の投資をしたほうが短期的に成果を出せる可能性が高まるのです。

    投資で資産1,000万円を目指すにはどうすればよいのか?

     今から資産を増やそうとしている方も多いことでしょう。そういった方達にお勧めしたいのが次の3つの方法です。

    1. バイナリーオプション
    2. FX自動売買
    3. FX短期裁量トレード

    FXの短期裁量トレードは3つの中では比較的リスクが低く、リターンが大きい特徴があります。ただ、短期裁量なので自分で「入」と「出」を管理するという面倒さはあります。

    仮想通貨というのが2017年頃から流行りましたが、大金を失った人も多くいます。別に仮想通貨が悪いと言っているのではなく、何がいいのか、何をやったらいいのかを考えた時、それが今後100年以上も続く普遍のものであるかということです。

    今日もできるし、1年後、5年後、10年後もできる、前からあって多くの人がそれに取り組んでいるというものが安心できるのではないかと思います。
    そのために、先述の3つを資産運用をぜひ検討し始めてみてはどうでしょうか。なるべくリスクは抑えて利益に変えていきたいのであれば、今後も通用する手法が大切です。

    まとめ

  • 株式投資のリスク・プロファイルから見た利益と損失
  •  ・マイナス15%~プラス25%の範囲に66%の確率で収まる。
     ・17%ずつごく損失を出すこともあれば大きな利益を出すこともある。
     ・投資信託は手数料や信託報酬に気を付ける。

  • 借金の金利と株式投資の期待値
  •  ・借金の金利は株式投資の期待値よりも大きいので優先して借金を返済する。

  • 安全性・収益性を追求したポートフォリオ理論
  •  ・すべての投資の目的は許容リスクの範囲内で、最大限のリターンを得ること。
     ・「アクティブ運用」「インデックス運用」について。

  • 賢い投資の方法と注意点
  •  ・分散投資をすることで、リターンをほとんど変えずにリスクを低減する
     ・手数料や信託報酬のコストに注意。

  • 資産1,000万円を目指す3つの方法
  • 1.バイナリーオプション
    2.FX自動売買
    3.FX短期裁量トレード

     基本的なこうした流れを大事にして、資産形成に役立てて欲しいと願っています。

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