ビッグダディ(林下清志さん)の過去と現在
ビッグダディといえば、林下清志さん。かつてはテレビ番組でも引っ張りだこになっていたのは覚えている方も多いのではないでしょうか。
そういえばここしばらくは見てなかったし、引退して悠々自適に暮らしているのかと思っていたら思わぬところでお見かけすることになりました。
かつては一世を風靡しかけたビッグダディが対談に参加しているのであれば、詐欺なんてことはないだろうって思う方もいるでしょうね。
でも、ここでなぜビックダディなのでしょうか。
どうして、こういったところに出ているの?
たしかに気になります。
何か、事情がありようじゃの。
ビッグダディ、ブログは健在
タレントをコマーシャルに起用するのは商品を宣伝するためには当たり前のように思っているでしょうか。
確かに好印象のタレントが宣伝している商品は売れ行きも好調です。
しかしその商品を本当にそのタレントが使っているかは・・・、わかりません。
有名な人が宣伝しているから、悪いものでは無いだろうという先入観をうまく利用しているんですね。
当然ながら、ブログもタレントの知名度を上げるために有効な手段ですが、これは今現在活躍しているタレントの場合限定です。
忘れ去られたような人をわざわざ起用するのはなぜでしょうか。
様々な理由は考えられますが、現在活躍中の人は受けてくれない仕事であるとか、使われているタレントが今現在はとても深刻な状態にあるかのいずれかでしょう。
ビッグダディも現在の状態をネットで検索すると、とてもかつてのような状態ではないことが推測されます。
セブンオーシャンズ購入者は儲かる?
ある商品の購入を検討するときには、購入者の評価や口コミなどを参考にすることも多いでしょう。
ではセブンオーシャンズ購入者のコメントはどうでしょうか。
なかなかの高評価が書かれています。
その中でも「安藤克也さん・51才」という方のコメントを見ていたときに、ふと感じたのです。
顔写真が普通の51才とは思えないほどの爽やかナイスミドルだったのです。
まるで、ハーフの男優のような感じに嫌な予感がして画像を検索すると・・・、なんと写真提供の無料サイトにまったく同じ顔を発見してしまいました。
購入者として紹介している顔写真を無料サイトから拾ってきている時点で詐欺だという香りが十分に漂って来たように感じたのは気のせいではないでしょう。
ナンバーシックスプロジェクトが儲かる理屈?
ナンバーシックスプロジェクトとはどのようにしてもうけることができるとなっているのかを考えてみましょう。
ナンバーシックスプロジェクトとセブンオーシャンズとは同じ商品のことを言っているのですが販売サイトによって商品名が違っているのも気にかかりますが、なによりも目立っているのは 競艇 ということです。
競艇とは今さらここで説明することも有りませんが、賭博です。
競艇・競輪・競馬は公営のギャンブルですからそのものに違法性はありません。
しかし賭博であるのですから、絶対に勝てるということはあり得ません。
もし確実に勝てるなら、既にイカサマの領域に入ってしまいます。
販売者の皆川勇士さんとは?
競艇で確実に勝利し続けることが、ナンバーシックスプロジェクトとセブンオーシャンズの大前提 になっているのは販売ページをみていくとよく分かります。
韓国の競艇ツアーまで紹介しているくらいですから、かなりの熱の入れ方ですね。
さて、賭博という不確定要素の強いなかでなぜ勝ち続けることが出来るのでしょうか。
ここで販売者の皆川勇士の登場となるのです。
皆川勇士さんの略歴が販売者の紹介として公開されているのですが、驚くべきことに皆川勇士さんは、アクチュアリーの資格を持っていると記載されています。
アクチュアリーという名前すらも聞いたことがないというのが普通の反応でしょう。
アクチュアリーになるには
さて、この専門分野に競艇の勝ち負けを予測できる要素はあるでしょうか。
京都大学に合格したが、学ぶべきことが無くなったので1年で自主退学したとの記載も有りますが、果たして何の学部だったのかも書かれていないのですから、信用したくてもできないですね。
副業で儲かる為に、競艇?
副業とは本業がある人が空いた時間を有効に活用することが前提でしょう。
しかし、ナンバーシックスプロジェクトとセブンオーシャンズは365日どこででも、1分のスマホ作業で1万円が成果を出せると豪語しています。
競艇を全面に押し出していることからみても、 確実に勝てる競艇の結果を導き出せる ということになりますね。
確かに確実に勝てるなら、競艇の舟券を購入するのに1分あれば十分という仮説だけは成り立ちます。
でも、この時点で副業という説明からは大きく逸脱しているのではないでしょうか。
小遣い程度の金額をかけて楽しんでいるのであれば、それは個人の自由といえます。
しかし確実に毎日1万円が成果を出せる方法として競艇となると話が違って来ます。
このナンバーシックスプロジェクトとセブンオーシャンズは、20歳以上の人限定で750人までしか参加できないとあります。
では、今現在何名の方が参加しているのでしょうか。
販売ページを見ていくと、今ここがチャンスとかは書かれているのですが後何人というような表示は出てきません。
テレビショッピングのお買い得情報よりも低レベルな宣伝としか言いようがありません。
ナンバーシックスプロジェクトの販売会社はどうなの?
ネット通販でも欲しい商品を扱っている会社と製造者が違っていることも多くあります。
農業や水産加工品などでは、生産者=販売者ではないことも普通です。
ですから、生産者のことは知らないが販売者が信頼できるなら詐欺などありえないという条件で様々な買い物をしているのが実態でしょう。
では、皆川勇士さんではなく販売している会社は信用しても大丈夫なのかを見てみましょう。
(株)エクストラオーダーという会社は詐欺?
こういった情報系の販売を行う場合は特商法という法律に基づいて必要事項を全て公示しておかなければなりません。
特商法の表示が無いのは問題外ですが、書かれていても内容が伴っていないとまったく信用できないと言わざるを得ません。
さて、ナンバーシックスプロジェクトとセブンオーシャンズを販売しているのは、(株)エクストラオーダーという会社ですがこの会社について検証してみましょう。
まず、 住所が書かれていません。
グーグルマップで住所を検索されるのを恐れているのではないかと考えられます。
次に連絡先の電話です。一応番号の記載はありますが、(【NSP】皆川直通LINE@のみで受付しております)という表示がなされています。
電話をかけてくるなという強いメッセージ ですね。
次に書かれている問い合わせ先はメールアドレスですがよくみると、 Gメール となっています。
まさか無料でいくつでも取得できるGメールが会社の連絡先になっているなんて普通じゃありません。自ら詐欺を疑ってくださいと言っているようなものです。
下へと読み進んでいくと、返金を求める場合の条件が書かれています。
返金に応じる準備があるとすれば、完全な詐欺ではないかと一瞬思うのですが、それは甘い期待に過ぎませんでした。
デジタルコンテンツであることから原則として返金は受け付けないが、次の条件を全て満たした場合に限って返金に応じることが書かれています。
返金に応じる条件
- 弊社の指示通りの舟券を購入した(エビデンスとして全ての取り引きデータが必須 となります)→指示が本当になされるのでしょうか?
- マニュアルに従い最後まで口座を開設させた→最後まで開設したら大変なことになるのでは?
- 個別相談、コンサルティングを 受講した→ちゃんと受けつけしてくれるんでしょうか?
- 全てのカリキュラムを終了した→何をもって終了したとわかるのでしょうか?
更に、リスクや情報遅延の責任については信じられないひとことが書かれています。
「情報配信にかかる料金はあくまで情報料であり情報の的中を保証するものではありません。」
競艇で成果を出せることの条件として、どのレースのどの舟券を買えば良いのかを指示すると言っておきながら、情報が当たらないこともあると言っているのです。
ここまで来たら、詐欺というレベルもはるかに超えているといえます。
更に規約の第9条は信じられない言葉で締めくくられていました。
「・前号の規定にかかわらず、利用者の行為が、本規約の解除又は利用資格の取消に相当する行為であると販売者が判断したとき」
つまり、(株)エクストラオーダーや皆川勇士さんが「こいつは駄目だ」って思ったときに全ての権利がはく奪されて何も保証もないと明言しているのです。
ここまで強気でいられるのはどんな根拠があるのでしょうか。
駄目だったら返金して貰おうというのではなく、最初から近づかないほうがよさそうな話だね。
結論