FXや株の初心者であれば、テクニカル分析についての理解がなかなか深まりませんよね。
しかしトレードで勝つためには、必須の知識です。
そこで本記事では、テクニカル分析の基本をわかりやすくまとめてみました。
具体的には以下のような内容です。
fa-file-text-oこの記事で学べること
- テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の違い
- 株やFXでチャートを使うメリット
- テクニカル分析の種類と特徴
- テクニカル分析を使う際の注意点
1~2分ほどで読めるように、必要な知識をギュッと凝縮しました。
初心者必見の内容ですので、ぜひ目を通してみてください。
テクニカル分析とは?
チャートには以下の2種類の分析方法があることは、ご存じでしょうか?
- テクニカル分析
- ファンダメンタルズ分析
テクニカル分析とは?
テクニカル分析は、チャートの値動きを見てエントリーポイントを決める分析方法です。
MT4やほかの証券会社のチャートが必要です。
具体的には以下のように、多彩な分析方法があります。
- レジスタンス、サポート
- トレンドライン、チャネルライン
- ローソク足
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- フィボナッチリトレースメント
- エンベロープ
テクニカル分析では、上記に紹介した方法を駆使して期待値の高いエントリーポイントを探ります。
そのためにはそれぞれの基礎知識が必要です。
そして欠かせないのが、 チャート分析 。
「レジスタンスで価格が止まるから逆張りだ!」
「移動平均線ゴールデンクロスがでたら売りだ!」
などの誰でも知っている知識だけで利益をだせれば、トレードで負ける人はいません。
テクニカル分析で勝っていくためには、以下のふたつのポイントが大切。
◆自分でチャート検証し、期待値の高いエントリーとエグジットのポイントを見つける
テクニカル分析は、トレードで勝つには必須項目ですので、時間をかけてしっかりと学んでいってください。
ファンダメンタルズ分析とは?
一方で、ファンダメンタルズ分析では、チャートの値動きが関係ありません。
それぞれの国家の経済状況や経済指標の発表を参考に、為替レートを予想します。
そのためテクニカル分析では、ありえないチャートの動きをすることが多いです。
特に有名なのは、雇用統計の発表でしょう。
雇用統計が発表される時間になると、為替レートがチャートの流れを無視して、大幅な変動を見せます。
なのでテクニカル分析実践者は、雇用統計の発表時間を把握し、トレードを避けることが大切です。
またトレードは、大きくわけて以下の3種類です。
- スキャルピング…超短期トレード
- デイトレード…短期から中期のトレード
- スイングトレード…長期トレード
ファンダメンタルズ分析は、スキャルピングやデイトレードには経済指標の発表時間以外では、ほとんど影響がありません。
ということは、ファンダメンタルズ分析は主にスイングトレードで、意識してください。
ファンダメンタルズ分析は、長期的な値動きと経済指標発表時の値動きを意識する必要があります。
株やFXのチャートで使うメリット
株やFXでチャートを使うと、 短期的な値動 きが予想できます。
チャートを使わずにファンダメンタルズ分析だけなら、
- それぞれの国家の未来を見据えた長期的な値動き
- 経済指標発表後の値動き
からトレードする必要があります。
しかしファンダメンタルズ分析を、一般の人がおこなうのは情報量が少なく
とても難しいです。
さらにチャートを使った分析は、しっかりとやれば継続的な利益をあげることも可能。
株やFXをはじめる方は、ファンダメンタルズ分析の知識を少なくとも持ちながら、テクニカル分析を極めるのがおすすめです。
テクニカル分析の種類と特徴
テクニカル分析の種類と特徴を、以下のふたつにわけて紹介します。
- トレンド系
- オシレーター系
それぞれ解説します。
トレンド系
トレンド系のインジケーターは、トレンドの流れを理解するのに役立ちます。
トレンド系のインジケーターを使うことで、トレンドの向きや勢いの判断が簡単になります。
例えば移動平均線がサポートの役割をしていれば、トレンドは上向きです。
そして角度がきつい場合、トレンドの勢いも強いことになります。
このように大まかなトレンドを判断するのに優秀なため、順張りに向いているインジケーター。
具体例を以下にあげておきます。
- 移動平均線
- 一目均衡表
- ボリンジャーバンド
- パラボリック
トレンド系のインジケーターは、素早くトレンドを把握し、順張りトレードに使ってみてください。
オシレーター系
オシレーター系のインジケーターは、相場での買われすぎや売られすぎを、判断するのに役立ちます。
為替レートは誰かの売り買いで動きます。
全員が売り続けたり買い続けたりすることは不可能。
そのためある程度買われれば売られて、相場のバランスは保たれます。
買われすぎたら次は売られると予想できるので、オシレーター系のインジケーターは主に逆張りに使います。
具体例は以下にあげておきます。
- RSI
- CCI
- MACD
- ストキャスティクス
オシレーター系のインジケーターの導入により、売られすぎや買われすぎの判断に役立ててください。
代表的なテクニカル分析チャート
体表的なテクニカル分析の特徴を、以下の表にまとめておきます。
インジケーター名特徴
ローソク足 | 日本では非常にポピュラー。 単純な値動きを見るときに使われ、ローソク足の形によって未来の値動きも予想できる。 |
---|---|
単純移動平均線 | トレンドの向きや強さを一瞬で判断できる。 レジスタンスやサポートの働きをするものもある。 |
ボリンジャーバンド | トレンドを簡単に判断できる。 順張りや逆張りの両方に対応しやすい。 |
RSI | 1本の線で売られすぎ、買われすぎを判断できて、使いやすい。 |
MACD | 価格の変化に敏感な2本の線から、チャート分析できる。 |
ストキャスティクス | レンジに強いけど、相場の向きが安定しているときは、あまり参考にならない。 |
一目均衡表 | 雲のあつさによって、売り買いの強さを判断できる。 |
初心者にはローソク足+移動平均線がおすすめです。
なぜなら非常に見やすく、使いやすいからです。
ライントレードを組み合わせてみてください。
テクニカル分析を使う際の注意点
テクニカル分析での注意点は、100%は存在しないことです。
チャートの動きは、一定ではありません。
しかしある程度の 規則性 はあります。
そのためトレードでは、勝てる確率の高いエントリーポイントを見つけ、ルールに沿って続けることが大切です。
本当に期待値の高いトレードができれば、合計で利益になります。
まとめ
トレードで勝つためには、チャート分析が必須です。
テクニカル分析を中心に学び、最低限のファンダメンタルズ分析を身につけてください。
またインジケーターには以下の2種類があります。
- トレンド系…トレンドの向きや勢いを把握
- オシレーター系…相場の買われすぎや売られすぎを把握
初心者は移動平均線などのトレンド系を使ってみてください。
トレードで勝つためには、相場の流れを把握することが大切。
オシレーター系を初心者が使うと、だましにあって損失が出やすいです。
そのためトレンド系の インジケーター を使いつつ、レジスタンスやサポートラインで根拠を重ねたトレードからはじめることを、おすすめします。
最後にトレードで100%勝てることはないと、覚えておいてください。
まずはチャート検証によって、勝てるトレードルールを見つける。
そしてルールを徹底的に守りながら、合計で利益をだすことが大切です。