バイナリーオプションのハイローオーストラリア版を利用して投資するときは、ここでご紹介する、
- バイナリーオプションの税金
- バイナリーオプションでの節税対策
- ハイローオーストラリアでの確定申告方法
などについて把握しておきましょう。
バイナリーオプションの税金とは
バイナリーオプションで利益が出た場合は、 確定申告 によって税金を納めます。
確定申告というのは、年間の所得にかかる税金を納める手続きです。
税金を納める期間は、次の年の2月16日〜3月15日です。
日本国内のバイナリーオプションの税金
申告分離課税が、 日本国内のバイナリーオプション のときは適用されます。
申告分離課税は、税金を別の所得とわけて計算するものです。
また、申告分離課税では、損失を最大で 3年間繰り越し控除 ができます。
例えば、昨年50万円を損して、今年200万円の利益が出たときは、昨年の50万円の損を差し引きした150万円について税金が掛かります。
そのため、損したときは確定申告を行いましょう。
海外のバイナリーオプションの税金
総合課税が、 海外のバイナリーオプション のときは適用されます。
総合課税は、税金を別の所得とトータルした金額で計算するものです。
そのため、バイナリーオプションの収益と別の所得の給与などをトータルした金額によって税金が掛かります。
なお、海外のバイナリーオプションの収益は、雑所得になります。
また、損した金額を繰り越し控除することはできません。
続いて総合課税での税金について以下3つの項目にわけて解説します。
- 所得税
- 復興特別所得税
- 住民税
所得税
所得税は課税所得に税率を掛けたものから控除額を差し引きしたもので、大きな所得額になるほど 高い税率 になります。
そのため、課税所得が決定すると所得税が自動的に決定します。
課税所得額と税率、控除額は次のようになっています。
- 課税所得額が195万円以下のときは、税率が5%、控除額が0円
- 課税所得額が195万円超~330万円以下のときは、税率が10%、控除額が97,500円
- 課税所得額が330万円超~695万円以下のときは、税率が20%、控除額が427,500円
- 課税所得額が695万円超~900万円以下のときは、税率が23%、控除額が636,000円
- 課税所得額が900万円超~1,800万円以下のときは、税率が33%、控除額が1,536,000円
- 課税所得額が1,800万円超~4,000万円以下のときは、税率が40%、控除額が2,796,000円
また、年収の給与額と給与所得控除は次のようになっています。
- 年収の給与額が162万円5千円以下のときは、給与所得控除が65万円
- 年収の給与額が162万円5千円超~180万円以下のときは、給与所得控除が給与に40%を掛けたもの
- 年収の給与額が180万円超~360万円以下のときは、給与所得控除が給与に30%を掛けたものに18万円をプラスしたもの
- 年収の給与額が360万円超~660万円以下のときは、給与所得控除が給与に20%を掛けたものに54万円をプラスしたもの
- 年収の給与額が660万円超~1,000万円以下のときは、給与所得控除が給与に10%を掛けたものに120万円をプラスしたもの
- 年収の給与額が1,000万円超のときは、給与所得控除が上限の220万円
復興特別所得税
東日本大震災からの復興の財源を確保するためのものが復興特別所得税で、 所得税に2.1%を掛けたもの です。
住民税
市区町村民税と都道府県民税をトータルしたものが、住民税です。
- 市区町村民税は、課税所得に6%を掛けたものに均等割額をプラスして調整控除額を差し引きしたもの
- 都道府県民税は、課税所得に4%を掛けたものに均等割額をプラスして調整控除額を差し引きしたもの
そのため、住民税は課税所得に10%を掛けたものに5,000円くらいの均等割額をプラスして調整控除額を差し引きしたものになります。
200万円超の課税所得のときは、所得税との人的控除額の違いのトータルから課税される金額から200万円を差し引きしたものを差し引きしたものに5%を掛けたものになります。
支払額のシュミレーション
なお、年収の給与額は400万円、バイナリーオプションの利益は100万円とします。
所得税の計算
給与所得とバイナリーオプションの収益をトータルして、課税所得を計算します。
給与所得は、給与から給与所得控除を差し引きしたものです。
給与所得は、400万円から400万円に20%を掛けたものと54万円を差し引きした266万円になります。
課税所得は、266万円に100万円をプラスしたものから68万円を差し引きした298万円になります。
なお、控除額の68万円は、38万円の基礎控除に30万円と仮定した社会保険料控除をプラスしたものです。
所得税は、課税所得に税率を掛けたものから控除額を差し引きしたものであるため、298万円に10%を掛けたものから9万7,500円を差し引きした20万500円になります。
復興特別所得税の計算
復興特別所得税は、20万500円に2.1%を掛けた4,210円になります。
住民税の計算
課税所得は、266万円に100万円をプラスしたものから63万円を差し引きした303万円になります。
住民税のときは33万円の基礎控除になるため、30万円と仮定した社会保険料控除をトータルした63万円としています。
給与所得は、400万円から400万円に20%を掛けたものと54万円を差し引きした266万円になります。
課税所得は、266万円に100万円をプラスしたものから68万円を差し引きした298万円になります。
支払い額のトータル
支払い額のトータルとしては、20万500円の所得税と4,210円の復興特別所得税と30万5,500円の住民税をプラスした51万210円になります。
なお、確定申告のときは、給与から住民税は先に天引きされているため、所得税と復興特別所得税だけを納めます。
しかも、税金が給与の一部から払われているため、確定申告のときの税金は安くなります。
そのため、確定申告のときは、支払い額のトータルの20万4,805円から源泉徴収税額を差し引きした金額を納めます。
バイナリーオプションでの節税策
バイナリーオプションでは、経費に関連する費用を計上すると 節税 ができます。
経費としては、次のようなものがあります。
- バイナリーオプションに関する本代
- バイナリーオプションに関するセミナーに参加する費用
- バイナリーオプションで使うネット代やパソコン代
基本的に、バイナリーオプションに関する費用であることがわかると、経費になります。
ハイローオーストラリアでの確定申告方法
確定申告するときは、収入がわかる源泉徴収票など、バイナリーオプションの収益がわかる取引履歴、これ以外の所得がわかる書類を準備して、手続きを 税務署 で行います。
また、ネットや郵送だけで確定申告を行うことも可能です。
ハイローオーストラリアの年間損益のチェック方法
ここでは、ハイローオーストラリアの年間損益のチェック方法についてご紹介します。
表示された画面で、 損益をチェックしたい検索期間 にして、「検索する」をクリックします。
「エクスポート」をクリックして、PDFの表示をクリックすれば「PDFファイルの準備完了。ファイルを開く」が表れるため「ファイルを開く」をクリックします。
ダウンロードされたPDFファイルを開くと取引明細書が表示されるため、ペイアウトから購入を差し引きした金額が損益になります。
確定申告で副業がバレない方法とは?
副業がバレるのは、確定申告のときに給与額に対して住民税の税額が大きいことが会社にわかるためです。
確定申告で副業した情報がバレないためには、 直接自分で住民税を納める ことです。
サラリーマンのときは、会社が給与から天引きで社員の代わりに住民税を納めるようになっています。
普通徴収にこれを変えれば、自宅に住民税の納付書が届くため、住民税の税額が会社にわかることはありません。
普通徴収に変えるときは、確定申告のときの書類において「自分で納付」を選びます。
また、自治体によっては普通徴収が選べないときがあります。
そのため、確定申告で副業がバレない方法では必ずしもないので注意しましょう。
まとめ
- 日本国内のバイナリーオプションは収益に対して20.315%の税金が掛かる
- 海外のバイナリーオプションは収益と別の所得をトータルした金額に税金が掛かる
- バイナリーオプションでは関連する費用を経費に計上する節税策がおすすめ
- 確定申告で副業がバレない方法としては自分での住民税の納付がおすすめ
バイナリーオプションのハイローオーストラリア版の税金や確定申告の方法がわからないときは、ぜひ参考にしてください。