雑誌・書籍や
こういったネット上での関係であっても
それは例外ではありません。
以前に「死刑囚の最後」という本を読んだとき、
(名前が正確でないと思います)
僕は意外な「感情」に
触れることができました。
少なくとも日本では、
死刑囚に対して執行日が
前もって伝えられる事はありません。
執行日の朝に本人に伝えられるそうです。
つまりいつ自分が死ぬかは分からない。
しかしいつかは必ず死ぬことは分かっている。
そういった極限に不安な日々を
過ごしていかなければいけない
でもこれって普通の人と全く同じ状況だよね、
って思ったんです。
みんないつ死ぬかわからない。
でも必ずその日は訪れる。
ある意味すべての人間は
生まれながらにして死ぬことが決まっている「仮死刑囚」であり、
この地球という檻の中で
生かされている状態ともいえます。
死刑囚は「その日」が来るまで厳しい制約を受けてすごしますが
では普通の人たちが完全に自由に、理想的な日々を過ごしているかといえば
そういう人はむしろ少なく感じます。
ある調査ではサラリーマンの 9割が、
「できる事なら今の仕事を辞めたい」
と感じているようです。
みんなお金のために働いているだけで、
一見会社に尽くしているように見えてもそれは少しでも給料を上げるため、
またはクビにならない為だったりします。
しかしこれは朝の通勤電車の人達の
まるで「この世の終わり」かのような表情を見れば
別に不思議な事ではありません。
大学卒業して新卒で入社し、
40年間一つの会社のためにやりたくもない仕事を汗水たらして働く。
これはまさに 40年の懲役刑ともいえます。
しかし、まだ職があればいいほうで、就職戦線に敗れた若者は、
まるで犯罪者かのように社会的地位が急降下し、
低賃金での労働を強いられます。
数十年、一つの会社で勤めあげてきても決して安心はできません。
早期退職を迫られ、減給され、あるいは首を切られ、
あなたの社内のイスは年齢と共に前後左右にぐらつきます。
本来なら勤続年数とともに会社から感謝されて
年々椅子の素材がグレードアップし、
煌びやかな装飾が施されてもいいぐらいなのですが・・・
まさにそれは夢物語でしょう。
死刑囚の話に戻りますが、
意外にも自分の死を受け入れる人が
半数以上にのぼるそうです。
犯した大罪を心の底から後悔し、自己嫌悪し、謝罪し、
戻らない時間に涙する・・・
それは彼らに「考える為の時間」が十分に与えられるから
という事もあると思います。
僕たちは日々考える時間がありません。
日々の事柄に忙殺されて
自分を見失ってしまう瞬間が多くあります。
入ってくる情報が多すぎます。
何が正しくて間違っているのか解らなくなります。
意識してその時間を作りださなくては
一生だらだらと不満足な同じ毎日が続いていきます。
でもいったい何を考えたらいいのか?
と思われるかも知れません。
これについて詳しくは
今後のメルマガ内でお話ししますが、
まず迷ったなら、
「お金を自分の力で稼ぐ方法」を身につけること
が手っ取り早いです。
その理由は二つあって
・身に降りかかる問題の大半はお金が原因である事
・お金によって人生の選択肢が広がる事
です。
一つ目に関しては、
貨幣経済、資本主義社会の現代において
それがあなたにとっていかに不本意であっても
致し方ないことです。
自分の力では変えられません。
人の価値、あるいは能力というものは、
簡単に測ることができませんが、
その人の収入は
その一定の尺度となりこれは「信用」に変わります。
最近の女性は年収 600万円以上の男性を好むようですが、
これは成果を出せる人間である=「信用できる」
という側面もあると思います。
(現実は全く違いますが笑)
実際に離婚の原因の 9割は「お金」らしいですから
納得できる話ではありますよね。
また選択肢という面でも
お金は重要です。
例えばレストランに行って、
メニューの中から注文を選ぶとき
あなたは何を基準に選びますか?
ハンバーグにするか、
ステーキにするか、
それともパスタにするか・・・
もちろんその料理の種類は重要です。
女性ならカロリーも気になるかもしれません。
僕の場合は腎臓の持病があるので
塩分量が非常に気になります。
しかし、皆必ず気になるのは
その「値段」でしょう。
どんなに食べたいものがメニュー載っていても
値段が高くて辞めてしまった経験ってありますよね?
で、いいや日替わりランチセットで!
みたいな。笑
もしいつも値段を気にせず
メニューを選んでいるとしたら、
それはあなたが有り余るほどのお金を持っているか、
洗濯機にハンドソープを入れて洗ってしまうような
「無頓着者」なのでしょう。
お金が無い事により
選択肢が狭まってしまっています。
こういった機会損失を繰り返すことで、
人生に深みを出すことができず
知らずに回りから
「薄っぺらい人間」と思われてしまいます。
僕たちはテレビではないので、
薄型であっても全く歓迎されません。
今の職業で十分な収入を得られているのであれば
まったく問題ありませんが、
これからの世の中でマズローの 5段階欲求を一つずつ確実に
満たしていくためには、副収入が必要なのは言うまでもありませんね。
次回はさらに深い部分を話していきたいと思います。