情報商材としての真偽
阿部剛のミリオネアロードは所謂、情報商材としての形を持って販売されています。誰だって物を買うときには、どんな商品なのかをしっかりと吟味して買うでしょう?
特に情報なとどいう形の無いものを買うにあたっては、販売者を信用しても良いかを考える筈です。販売者本人が信用できる人となれば、売っている情報も信用できるものということになるからです。
阿部剛さんって、誰?
では、ここに出てくる阿部剛さんという人はどんな人なのでしょうか。販売ページを見ていると、自らを世界一の金庫番という表現を使っているのですが、はっきり言って何のことが全く理解できません。
○○銀行の海外投資部門長として、○○年の経験をもち、米国の○○証券に取締役としてヘッドハンティングされたとかの実績でもあれば調べようもありますが、現在のホームページ広告に書かれていることは調べようがないことばかりです。
MILLIONAIRE クラブとは?
また、スイスにあるとされているMILLIONAIRE クラブというものも、どんなに探しても見つけることが出来ません。
これだけインターネット環境が整っている現代において、まったくヒットする情報が無いというのは、まさに国家機密レベルにあると言っても過言ではありません。
そんなハイレベル機密のMILLIONAIRE クラブのオファーがネットを見て得られるという時点で 信用性は限りなく低い と言えます。
特定商取引法の標記は?
更に阿部剛のミリオネアロードは特定商取引法に基づいて、販売会社の社名と住所も公表されています。販売会社は株式会社キィーンズファクトリーという名前ですが、この会社の住所をグーグルマップで調べてみると・・・、なぜ世界一の金庫番がこんなところに住んでいるのかと考え込んでしまうような光景が表示されます。
阿部剛さんという個人、株式会社キィーンズファクトリーという会社そして存在そのものが胡散臭いMILLIONAIRE クラブのどれをとっても信用に値する情報には行きつきませんでした。
資金準備の問題
阿部剛のミリオネアロードの紹介を読み進んでいくと、確実に 投資関連 のものであることがわかります。投資ですから原資となるお金が必要なのはわかりますが、ここでこの阿部剛のミリオネアロードを購入するには果たしていくら必要なのでしょうか。
金の卵で3万円?
紹介ページを読み進んでいくと、 金の卵というアプリ型プライベートバンク で毎日3万円が入金されて一か月で100万円が確実に入金されるという謳い文句が何度も出てきます。
プライベートバンクとは、無限の経営責任を付加されたプライベートバンカーが資産運用を行う専門銀行のことであり、日本円で1億以上の資産を持つ富裕層が顧客になっています。
確かに阿部剛のミリオネアロードの一年後には一億円の資産が持てているという謳い文句と似通っているように見えなくも有りません。確かに毎月100万円の入金があるならこれほど素晴らしいことはありませんが、MILLIONAIRE クラブはどうやってその配当金を稼いでいるのでしょうか?
MILLIONAIRE クラブの収益源は?
もし、きちんとした組織があってコンプライアンス上の問題も無く運用されているのであれば既に新聞紙上でも何度も話題になっていることでしょう。日本の税務署だって、真っ先にMILLIONAIRE クラブの会員を調査している筈です。
具体的に配当された形跡も無い上に、 初期負担金 の話が出てきます。毎月100万が成果を出せるから、100万払ってもすぐに元が取れるという理屈が数行後には生活に困っている人でもすぐに取り組めるようにと、20万円になっています。
更に、阿部剛さんが個人の資産を使ってこの半額を負担してくれるということが書かれており、最終的には、9万8千円を払うことで、MILLIONAIRE クラブの一員となって栄光ある将来の道が開かれるということです。どう考えてみても、この9万8千円を集めることが目的と思えて仕方がありません。
信じるには少し問題ありか?
今やネットを使った情報交換も不用品の売買を行う専門サイトまで数々が立ち上がり、日々盛況を見せています。ですが目に見えない相手との取引は常に危険が近くにあることも決して忘れてはいけません。
情報商材系の販売は、特にまとまった資金も必要とせず、上手く時流にのれば莫大な利益を生み出すものとして次々と新しいものが販売されています。
阿部剛のミリオネアロードの評判を見ていくと、完全な詐欺商材という意見ばかりが目につきます。例えサクラでもひとつやふたつは、本当に稼げたという口コミがあっても良いくらいなのに一つも見受けられません。
本当の ビジネスチャンスは一般の人が簡単に見つけられるところには出てこないものです。簡単にオファーがくる阿部剛のミリオネアロードに関しては怪しいところが多すぎてここで全てをお話するにはスペースが足りないようです。