XMでやってはいけない禁止事項はこれ!XMにおける取引の注意点

トモヒロ
XMでFXの取引をする場合、XMが定めている 禁止事項 をしっかり守らなければなりません。

これはXMに限った話ではありませんが、業者によって禁止事項が異なるため、XMを利用する方は利用規約を知っておく必要があるでしょう。そこで今回はXMでFXトレードをする際の禁止事項について解説します。

万が一XMが定める禁止事項を守らないでいると、せっかく得た利益が没収されてしまったり、口座を凍結されてしまったりして大きな損失を被る恐れがあります。

口座が凍結されてしまうと、その口座を使った通貨の売り買いなどは一切できなくなってしまいます。

別口座での両建てをしてはいけない

まず1つ目の禁止事項は『別口座における両建て 』です。両建てとは、ある通貨ペアの売りポジションと買いポジションを両方持っておくという取引方法です。

たとえばXMでドル円を売り買いしているとします。両建ては、ドル円0.1ロットの買いポジションと0.1ロットの売りポジションを同時に持つことです。もしドル円が1円上がれば買いポジションでは10,000円の含み益が、売りポジションでは10,000円の含み損が出ていることになります。

トータルではプラスマイナスゼロなのであまり意味がないように思えるかもしれませんが、決済の時期を見極めることで両方のポジションで利益を上げることが可能になるのです。

しかし多くのFX業者では両建てを禁止しています。ただしXMの場合、同一口座での両建ては許可されているので、両建て自体がルール違反というわけではありません。しかしXMでは禁止されている両建てが3つあるので注意が必要です。

複数口座での両建て

XMで複数の口座を持っている場合、その 口座間での両建ては禁止 されています。

XMではゼロカットシステムが導入されており、取引で大きな損失を被っても口座の残高がゼロになるだけです。口座残高以上の損失はXMが肩代わりしてくれることになっています。

そこでトレーダーが保有している1つの口座で買いポジション、別の口座で売りポジションを持って両建てをして価格が大きく変動した場合、1つの口座では大きな利益を上げるのに対し、もう1つの口座では残高分の損失しか出ないという状況が生じ得ます。

一方でXMは大きな損失の補填をしなければならなくなるので非常に不公平になることが分かるでしょう。

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そのためトレーダーが複数口座間で両建てするのを禁止しているのです。

複数業者での両建て

XMの口座間でなかったとしても、国内外にある 別のFX業者の口座を使った両建ても禁止 されています。

たとえばXMの口座でドル円を買い、別のFX業者の口座でドル円を売る行為は禁止事項に抵触します。自動売買システムを使用している場合、自分が意図していないのに両建てになってしまっていることもあるので注意が必要です。

別の業者を使えば両建てがばれることはないのではないかと考えがちですが、FX取引の仲介業者やプラットフォームとして使用しているMT4の取引履歴によってばれてしまいます。

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業者をまたいだ両建てもやめましょう。

複数人での両建て

中にはXMのトレーダーの中でグループを組んで両建てをする人もいますが、これも禁止されています。

たとえばAさんがドル円の買いポジション、Bさんが売りポジションを持っておき、損失が出そうなポジションを早めに損切りしていくと利益が出るポジションだけを持ち続けることができます。

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この方法もXMでは不自然な利益の得方などを監視しており、グループとして摘発されることが多いです。

裁定取引(アービトラージ)は禁止

続いてXMが定めている禁止事項は、裁定取引です。アービトラージとも呼ばれる手法ですが、これは同一価値を持つ通貨ペアの 為替価格のゆがみ を見つけて売買する取引方法のことです。

たとえばある瞬間にドル円がXMで107円、別の業者で111円と4円もの差が出たとします。ただし価格差が生まれるのはほんの一瞬で、その後は徐々に109円などの同じ価格に収束していくことになります。

しかし価格差が出た瞬間にXMで買いポジション、別の業者で売りポジションを持ち、価格が109円に収束した時に決済すれば、どちらの業者でも利益が出せるのです。

価格のゆがみを見つけることさえできれば利益を出せる確率がかなり高い手法ですが、FX業者からすると不利益を被る恐れがあるので禁止されています。

注意
業者間の価格差を見つけて自動的に売買させたり、AIを使って自動で取引させたりすることも禁止事項なので注意しましょう。

接続遅延・レートエラーを利用した取引は禁止

XMが定めている3つ目の禁止事項は、接続遅延・レートエラーを利用した取引です。

アメリカ大統領選挙など世界的な規模のイベントが起こると、多くのトレーダーが一斉にアクセスすることによって、まれにXMのサーバーの接続遅延が発生することがあります。

接続遅延の時に取引することは禁止 されています。さらに接続遅延が発生すると、その瞬間のレートを正しく反映していないずれたレートで取引が成立してしまうことがあります。

これもFX業者に多大な損失をもたらす恐れがあるので禁止されています。

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ただし個人のトレーダーが接続遅延やレートエラーを利用して利益を上げることは難しいので、それほど気にしなくてもよいでしょう。

ボーナスを不正取得するための取引は禁止

XMでは利用者に対してボーナスやXMPというポイントを与えていますが、ボーナスやXMPを不正取得するための行為も禁止されています。

たとえば新規に口座を開設した場合、口座開設ボーナスとして3,000円がもらえます。新規に口座を開設して何度も3,000円を受け取るため、嘘の個人情報を利用するのは禁止です。

正しい個人情報であっても、口座を開設する意思のない家族や友人の個人情報を使って口座を開設するのも違反です。短期間に両建てを繰返し、XMポイントを受け取るためだけのために多数の取引を行うのも禁止です。

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ただし普通に取引している中で両建てが起き、結果的にXMポイントが貯まってしまう事に関してはとくに問題ありません。

指標等で大きく値が動く時を狙ったハイレバのトレードは禁止

さらにXMでは、世界的に重要な経済指標が発表されたり、首脳級の要人の発言があったりした場合に、大きな価格変動を利用したハイレバレッジの取引を禁止しています。

もちろん通常の取引をしていたら要人の発言が報道されたといったケースであれば問題ありませんが、価格が激しく変動する時を狙ってハイレバレッジの取引をすると ペナルティ が課せられる恐れがあります。

これは価格変動によってトレーダーには大きな利益を得るチャンスがある一方で、ゼロカットによってトレーダーのリスクは限定されるためです。

このようなケースでトレーダーがゼロカットシステムを悪用すれば、XMが補填しなければならなくなるため禁止されています。

週明けの窓開き・窓閉めのみを狙った取引は禁止

XMでは週明けの窓開き・窓閉めのみに集中した取引も禁止しています。FXで『』とは、週末の終値と週明けの始値との間にできている価格差のことを指します。

たとえば金曜日に110円で終わったドル円が、月曜日に106円で始まったような場合に『窓』ができます。この場合、かなりの確率でレートは窓を閉める方向へ動いていきます。

POINT
トレーダーとしては多少リスクがありますが、利益を出しやすい状態になっているといえるでしょう。数回取引する分には問題ありませんが、毎週のように窓開きと窓閉めを利用したトレードを繰り返すようなトレードはXMにチェックされています。

AI(人工知能)を利用したトレードは禁止

XMは多くのトレーダーに公平に取引の機会を与えるため、AIを利用したトレードも禁止しています。もしAIを使った自動取引システムで取引すると、非常に高速の売り買いが可能になるためXMのサーバーに大きな負担がかかります。

結果としてサーバーのダウンや接続遅延など、他のトレーダーも不利益を被る恐れがあります。そのためAIを利用した取引が禁じられているのです。外部システムを利用した高速での取引も同様の理由で禁止されています。

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ただし、エキスパート・アドバイザー(EA)と呼ばれる自動売買プログラムを利用した取引は、公式に認められています。

XMで禁止されていない取引

ここまでXMによって禁止されている取引を見てきましたが、禁止されていない取引もあります。XMで認められているいくつかの取引方法について解説します。

スキャルピングはOK

FXでは数秒から数分間で繰り返しポジションを持って決済する スキャルピング という手法が用いられることがあります。

多くのFX業者ではスキャルピングを禁じていますが、XMではスキャルピングを公式に認めています。非常に狭いスプレッドを売りにしているゼロ口座を持っている方にはおすすめの取引方法です。

経済指標時のトレードはOK

価格の大きな変動が予想される 経済指標発表時のトレード も、XMは認めています。場合によってはかなりの利益を上げることができるかもしれません。

ただし888倍の最大レバレッジでの取引やゼロカットシステムの悪用、さらに経済指標発表時だけを狙ったトレードを行っているとペナルティが課せられる恐れがあります。

自動売買・EAもOK

XMではAIや外部システムを使った高速の取引は禁止していますが、 自動売買・EA はOKです。プログラミングの知識がある方であれば、EAを自分なりにプログラムを変更してカスタマイズすることも可能です。

実際に出金停止や口座凍結になった例

XMの禁止事項を守らないと、出金停止や口座凍結などのペナルティが課せられるかもしれません。では実際の例について解説します。

休眠口座、凍結口座になるケース

これまで考えてきたような禁止事項を守らなかった場合には、 口座が凍結 される恐れがあります。

たとえば複数口座間や複数人での両建て、窓開け・窓閉めを集中的に狙った繰返しのトレード、指標時のハイレバレッジ取引などの不正を行ったことがばれてしまえば利益の没収や口座の凍結という厳しいペナルティが待っています。

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口座が凍結されてしまえばその口座を復活させることはできず、口座に入っていたお金がすべて没収されます。

口座が凍結されなくても、ペナルティなどで取引できない状態が続き、出入金や取引を行わずに90日以上放置すれば休眠口座になってしまうかもしれません。

出金停止、全利益の没収、口座が永久閉鎖になったケース

では実際にXMが出金停止や利益の没収、口座の凍結といった厳しい処分をすることがあるのかというと、確かにそうしたケースがあります。

たとえばあるトレーダーは、異なるIPアドレスを使い、他人の個人情報で新規口座を作ろうとしました。口座開設ボーナスを狙った不正ですが、XMが把握して口座を凍結したのです。

別のケースでは、幾人かで両建てを行っていたグループの全利益が没収されました。また個人のトレーダーでも、別業者との両建てがばれて出金停止になった例もあります。

まとめ

XMではいろいろな 禁止事項 が決められています。知らず知らずに原因がわからず禁止事項を行ってしまい、口座凍結してしまう場合もあります。ぜひ今回の記事を参考にしてルールをしっかり守って、安全安心なFX取引を行うようにしましょう。

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