
日本人トレーダーの間でも人気の高いXMですが、FX取引で利益を上げたなら、その利益をいずれは出金することになります。
しかしXMは海外のFXや業者ですので、一体いつ出金できるのか分からないという方もいるかもしれません。
そこでXMからの出金が可能な時間帯について、さらに出金拒否されてしまう原因について解説していきます。
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XMにおける出金可能な時間帯について
XMでは24時間いつでもお金を引き出す処理を行うことができます。ただしXMで出金するためには、利用者の口座が 有効化 されていなければなりません。
もし口座が有効化されていないのであれば、できるだけはやく身分証明書や現住所証明書をアップロードするようにして有効化を完了してください。もしやり方が分からなければ日本人向けに、日本語のサポートもありますので、活用してみてください。
XMで出金する方法は、
- クレジットカード・デビットカード
- bitwallet(ビットウォレット)
- SticPay(スティックペイ)
- BXONE(ビーエックスワン)
- 海外銀行送金(電信送金)
の5つあります。では一つずつ紹介していきましょう。
クレジットカード・デビットカードでの出金
XMではいくつかの方法で入金した利用者の出金に対して優先順位がつけられています。まず出金の優先度がもっとも高いのがクレジットカードやデビットカードです。
たとえばクレジットカードで30,000円、bitwalletで40,000円を入金し、50,000円の利益を上げたとしましょう。
そこで口座にある120,000円の残高すべてを引き出したい場合、まず優先的に出金されるのがクレジットカードでの入金分ということになります。
具体的に言えば、XMに入金した時のクレジットカード利用履歴がキャンセルされる形により、出金を受けることができます。したがって入金した時と同じクレジットカード・デビットカードにしか出金できません。また入金分までしか出金できませんので、この場合は最大でも3万円までの出金となります。それ以外の部分の出金は銀行振込での出金のみとなります。
さらにカードで入金した金額が引き出せる上限額であることも覚えておきましょう。
bitwalletでの出金
bitwalletとはオンライン上でお金を引き出すことができるいわば財布のようなものです。24時間365日利用可能な便利な方法です。
さらに他のbitwalletにお金を移動させる際の手数料が100円であることや、日本国内にある銀行への送金手数料が880円であることなど、 手数料の安さ が魅力です。
ちなみにXMからbitwalletへの出金は手数料無料です。他のオンラインウォレットと比較しても、かなり出金にかかる費用を節約できるため、多くの海外トレーダーが導入している方法です。
ただし日本円、米ドル、ユーロにしか対応していないので、あまりメジャー出ない通貨を取引している方は、どうやって出金すべきかを調べる必要があります。
さらにクレジットカード・デビットカードと同様、入金した分しか引き出すことができません。先ほどの例でいうと、50,000円をbitwalletで入金したので、引き出せる上限額も50,000円ということになります。
SticPay・BXONE
SticPayもBXONEも、bitwalletと同じオンラインウォレットです。XMでお金を引き出すための処理をすると、24営業時間以内に手続きが完了し、すぐにSticPayやBXONEの口座に金額が反映されます。
XMからSticPayやBXONEへの出金は 手数料が無料 です。bitwalletと同様、こちらも入金した金額が引き出せる上限となります。
海外銀行送金(電信送金)
海外銀行送金(電信送金)は、XMの口座から利用者が住んでいる国の銀行にお金が振込まれるシステムです。銀行によっては手数料が無料なので大変便利な方法です。
海外銀行送金(電信送金)の重要なポイントは、他の方法とは異なり引き出せる金額の上限がないということです。FXの取引でXMに振り込んだ自己資金よりも多くの利益を得た場合、その利益分を引き出すことができます。
しかし海外銀行送金(電信送金)を使えば、口座に残っている50,000円も引き出せます。
FX取引で得た利益分を出金したいのであれば、海外銀行送金(電信送金)を選ばなければならないのです。ただし注意点があります。
先ほどの例で、全額の120,000円ではなく利益分の50,000円だけを引き出そうとすると、まずクレジットカードに30,000円、bitwalletに20,000円が出金され、海外銀行送金(電信送金)では受け取れません。
出金の優先順位 はしっかり把握しておくようにしましょう。
さらに海外からの送金を受け取ることができる銀行でしかお金を引き出すことはできません。加えて、XMからの出金は手数料無料ですが、国内の銀行側が2,000円から4,000円前後の手数料を取ることがある点も覚えておきましょう。

出金方法別の着金までにかかる時間は?
では実際にXMでお金を引き出す手続きをした後、どのくらいの期間を経て着金するのでしょうか。引き出したお金が実際にクレジットカードや自分の口座に反映される時間は、どの方法で出金したかによって異なります。以下の表をご覧ください。
出金方法 | 手数料 | 時間 | 利益の出金 |
---|---|---|---|
クレジットカード | 無料 | 1週間~2ヶ月 | 入金額まで |
Bitwallet | 824円 | 24時間以内 | 入金額まで |
STICPAY | 600円+出金額の2.5% | 24時間以内 | 入金額まで |
海外銀行送金 | 中継手数料(約2500円)+受取手数料(約2500円) | 2~5営業日 | 利益の出金可能 |
BXONE | 出金額の1%(最低2000円) | 24時間以内 | 入金額まで |
5つの方法すべてで、XM側の出金処理は24時間営業以内に終了します。しかし実際にその金額がクレジットカードや銀行口座に反映される時間にはかなりの差があることがわかるでしょう。
オンラインウォレットはXM側の手続き終了後、すぐに金額が反映されます。海外銀行送金(電信送金)の場合には2~5営業日です。
デビットカードの場合着金時間は2週間程度ですが、クレジットカードの場合にはさらに着金が遅れます。クレジットカードでは引き出した金額が反映されるのに2ヶ月近くかかることもあるので注意が必要です。
優良なFX業者は出金拒否をする理由が無い
海外FX業者を使っているトレーダーの話として「出金拒否された」というものがよくあります。FX取引で利益を得たので引き出そうとしたら、特に理由もないのに拒否された経験を持つトレーダーは実際に存在します。
確かに海外FX業者の中には詐欺まがいの手法を取っているところもあり、出金拒否されることがあるのも事実です。そうなるとXMもそうした業者なのではないかと不安になるかもしれません。
XMは2009年に創業して以来、世界中のトレーダーが利用しているFX業者です。

XMは顧客が取引する際の スプレッド を資金源としています。利用者が減ってしまえば当然スプレッドが得られなくなります。むしろより多くのトレーダーに、たくさん取引してもらうことが重要なのです。ですから理由もなく出金拒否して悪評をたてる必要は全く無いのです。
加えてXM社はセーシェル金融庁のライセンスに加え、ヨーロッパの10の国々、さらには取得するのが非常に困難とされるイギリスの金融行為監督機構(FCA)も保有している業者です。
加えて発展途上国への支援やFXのセミナーを開催するなど、企業理念の一つである『人間らしさ』を実現するための社会貢献活動にも力を入れています。
こうした点を考慮すると、XMは出金拒否するような悪質な業者ではなく、むしろより顧客に信頼されるよう成長を続けている業者であることが分かります。
出金拒否をされないために利用者が知っておくべきこと
XMは理由もなく出金拒否をする詐欺まがいのFX業者ではありませんが、 正当な理由があれば出金拒否することもあります。
XMでお金が引き出せないトラブルのケースでは、利用者の思い違いやミス、あるいは規約違反が原因であると考えてよいでしょう。利用者が自分の口座から出金できない理由としては、
- ボーナス分を出金しようとしている
- 海外銀行送金(電信送金)以外の出金方法で、入金額を超える金額を引き出そうとしている
- 禁止事項にあたるトレードをしてしまった
- 出金するための銀行口座情報が間違っている
- 出金できない銀行口座を指定している
という5つが考えられます。では5つの理由をそれぞれ詳しく解説していきましょう。
ボーナス分を出金しようとしている
お金を引き出せない理由としてまず考えられるのは、XMからもらったボーナス分を出金しようとしているという点です。
XMでは口座を作るともらえる3,000円のボーナスや50,000円を上限に振込んだ資金と同額が付与される100%入金ボーナスなど多種多様なボーナスが提供されています。こうしてFX取引に必要な証拠金を増やして、より金額の大きな取引ができるようになります。

ボーナスを引き出すことができてしまうと、ボーナスをもらった直後にすべて引き出されてしまい、XMが大きな損失を被ることになるでしょう。そのためボーナス分を出金しようとすると拒否されてしまうのです。
海外銀行送金(電信送金)以外の出金方法で、入金額を超える金額を引き出そうとしている
前述のように、海外銀行送金(電信送金)以外の方法では、入金額が 引き出せる上限額 となります。
例えばクレジットカードで30,000円入金した後に50,000円を引き出すことはできません。出金の際には入金額を確認したうえで手続きを行うようにしましょう。
JCBのクレジットカードで入金した場合には、海外銀行送金(電信送金)でしか出金できないということも覚えておく必要があります。
禁止事項にあたるトレードをしてしまった
続いてXMからお金を引き出せない場合に考えられる理由は、 禁止事項 を破ったケースです。XMでは利用者に対して禁止事項を設けています。
例えば『両建て』は禁止事項の一つです。XMの口座でユーロドルを買い、別のFX業者の口座でユーロドルを売るというのが両建てです。短期的・長期的に売買することにより、低リスクで利益を得られる手法として知られています。また他のFX業者とのポジションの価格差を狙った裁定取引(アービトラージ)も禁止されています。
XM社における詳しい 禁止事項 に関しては以下の記事を参考にしてください。
FX業者の中には両建てを許可しているところもありますが、XMでは禁止されています。XM内で利用者が持っている複数口座間の両建て、家族や知人が保有している口座間と連動しての両建ても同様に禁止です。


出金するための銀行口座情報が間違っている
XMで得た利益は海外銀行送金(電信送金)によって、日本国内にある銀行口座に出金することができます。しかし 銀行口座の情報 が間違えていると引き出せません。
海外銀行送金(電信送金)では住所、氏名、銀行名、口座番号などをアルファベットで入力する必要があります。ひらがなの『つ』や『し』などは間違えやすいので注意が必要です。もし一文字でも間違えていると出金できないので、一つひとつよく確認しましょう。
出金できない銀行口座を指定している
XMが出金拒否する別の理由は、出金先として指定されている銀行口座が海外送金に対応していないケースです。
国内の銀行であればXMからお金を引き出せるというわけではなく、銀行側がSWIFTコードを持っている必要があります。
たいていの銀行は問題ありませんが、ゆうちょ銀行、ジャパンネット銀行、じぶん銀行、みずほ銀行インターネット支店、新生銀行は海外銀行送金(電信送金)が行えないので注意しましょう。
出金拒否を避けてしっかり利益を手に入れよう
XMは世界的にも有名で、多くのトレーダーから信頼されているFX業者です。したがって正当な理由なしに出金拒否することはまずないと考えてよいでしょう。
現在でも引き続きトレーダーとして安心して取引をし、指定された方法で利益を出金することができます。
ただし出金拒否の理由に該当する場合には利益を引き出せなくなってしまうので、決められたルールを守ることや口座情報を正確に入力することなどを心がけるようにしたいものです。