今回はバイナリーオプションを始めようと思っている人や初心者向けに、メリットとデメリットついて解説しています。
特に、どのバイナリーオプション業者を選ぶか、そして投資判断をするためのチャート分析が重要で、ルールをしっかりと守ってトレードすることで勝率を伸ばすことが可能です。
バイナリーオプションの仕組みとは?
FX取引の派生商品である「バイナリーオプション取引」の仕組みを理解するには、まず、相対取引(あいたいとりひき) を理解する必要があります。
相対取引とは証券取引所などの市場を通さずに、売り手と買い手同士で価格や売買数量などを決めてやり取りする取引を意味します。
一般的に、市場取引での価格は一定のルールの範囲内で決められますが、相対取引ではどのようなレート(価格)を提示しても良い訳ですからブローカー毎に提示レートが異なることが多くなります。
つまり、市場取引では同じタイミングであればどの業者に出してもレート(価格)は同じですが、相対取引では同じタイミングで出してもレート(価格)は同じとは限りません。
その上で、バイナリーオプションとは 二者択一 という意味があり、現在の価格から一定時間後に高くなるか安くなるかを予測する取引です。
例えば、現在の価格が1ドル100円の場合、1分後にドルの値段が1ドル100円より高くなると予想した場合はHighを選び、1ドル100円より安くなると予想した場合はLowを選ぶことになります。
◆市場取引では同じタイミングであればどの業者に出してもレートは同じ
◆相対取引では同じタイミングで出してもレートは同じとは限らない
◆バイナリーオプションは相対取引で、現在の価格から一定時間後に高くなるか安くなるかを予測する取引
バイナリーオプションとFXの違い
バイナリーオプションとFXは、数時間後(判定時刻)の為替のレート(価格)の先行きを予想する投資ですが、その投資スタイルは大きく異なります。
一言で言えば、非常に限定的な取引であるバイナリーオプション取引に対して、FX取引は取引規制が無限大の取引と表現できます。
これをリスクとリターンという側面で考えますと、バイナリーオプションのリスクとリターンが 限定的 であるのに対してFX取引のリスクとリターンは 無限大 と言えます。
バイナリーオプションとFXの違いは以下の通りです。
バイナリーオプションFX
決済のタイミング | 決済のタイミングが決まっている | 決済のタイミングは自分で決定 |
---|---|---|
利益と損失 | エントリーの時点で決まっている | 決済のタイミングにより変動 |
エントリー金額 | 1エントリー最大20万円 | 金額に制限はなく最大数億円も可能 |
メリット | 損失は掛金だけに限定 | 勝率が低くても利益を伸ばせば最終的にプラスにできる |
デメリット | 予想が外れた場合掛金の全てを失う | 相場次第で損失が無限大に膨らむ |
バイナリーオプションのメリットとは
バイナリーオプションとFXの違いを確認した上で、改めて以下でバイナリーオプションのメリットについて紹介します。
トレードの終了時が決まっている
バイナリーオプションの決済のタイミングは1分後、5分後、1時間後等、エントリー時に予め決まっており 自動決済 されますので、損失が無限大に膨らむリスクはありません。
巷に「茹でガエル」という言い方がありますが、FXや株式では徐々に損失が膨らみ気付くと損切が出来ない状態になっていることも少なくありません。
投資金額以上の損失がないので資金管理がしやすい
バイナリーオプションの1エントリー金額は最大20万円までと決まっていますから、最も大きな損失は1エントリー金額に限定されます。
ですので、資金管理が非常に楽でしやすいのがメリットです。
HIGHかLOWの二択のみなのでシンプル
バイナリーオプション投資はハイかローの二択ですから、相場状況の理解度は別にして誰でも投資できる簡単な取引です。
このシンプルさと手軽さはメリットですが、一方で何も準備や勉強もしないで参加する 無謀な投資家 を生む要因ともなり得ます。
少しの値動きでも利益が出せる
FXや株式では相場の方向性は予想通りであっても一定の値幅を確保できなければ利益は残りません。
一方でバイナリーオプション投資は相場の方向性さえ間違わなければ、少しの値動きでも利益が出せるメリットがあります。
投資額1,000円の少額から始めることができる
これからバイナリーオプションを始めようと思っている人や初心者トレーダーにとっては、少額投資は貴重な経験の場です。
ベテラン投資家が「ずいぶん勉強料を払ったよ」などという言い方をしますが、多くのベテラン投資家は人に言えない勉強料を払っています。
その意味でバイナリーオプション投資は 1,000円 という少額から始めることができますから、初心者トレーダーはしっかりと経験を積み重ねることができます。
バイナリーオプションのデメリットと危険性
一方でバイナリーオプション投資のデメリットや危険性を知っておくことも大事なことです。
リスク管理の基本はリスクの全体像を知ることから始まります。
利益の幅が最初から決まっている
バイナリーオプションの損失は、1エントリー金額に限定されますからリスク管理は楽ですが、リターンも1エントリー金額に限定されることになります。
ですので、大きな利益を狙う投資家には手間がかかることになりますし、逆に大きな損失を出してリカバリーを狙う投資家にも不向きな投資と言えます。
熱くなって損失を取り戻そうとすると深みにハマる
また、バイナリーオプションの決済のタイミングが早いので好調な時は一気に勝率をアップさせることができます。
一方、調子が掴めない時は気持ちの切り替えがつく前に次の取引をすることになり、熱くなって損失を取り戻そうとすると深みにハマる危険性があります。
この様な時に甘い勧誘に誘われて詐欺的なツールやシステムを購入してしまいます。
連敗が続いた時は「 休むも相場 」なのです。
バイナリーオプションは投資としておすすめできるか?
ここまでバイナリーオプションとFXの違いやバイナリーオプションのメリットとデメリットについて解説してきましたが、果たしてバイナリーオプションは投資としておすすめできるのでしょうか?
特に、これから始めようと思っている人や初心者にとっては、限定的でリスク管理が楽なバイナリーオプションのメリットを生かしたいものです。
初心者にもわかりやすく少ない資金でできるのでおすすめ
既に、バイナリーオプションのメリットで出てきました様に、バイナリーオプションの投資方法はシンプルな上に1エントリー金額は最大20万円までと決まっています。
しかも、最小1エントリー金額は数千円単位で投資することもできますので、初心者やエントリー金額を抑えたい投資家にはおすすめできる投資です。
正しいチャート分析・理論に従ったトレードを心がける
バイナリーオプション投資はハイかローの二択で誰でも投資できる 簡単な取引 ですから、全く相場を見ないで投資することもできます。
あるいは、サイコロを振って出た目である出目を予想して投資することもできます。
例えば、ハイ・ハイと続いたので次はローという様な投資スタイルです。
しかしながら、その様な投資スタイルは確実性に乏しく長く安定したパフォーマンスを維持できません。
従いまして、正しいチャート分析や理論を研究し、それらに従ったトレードを心がける方が長く安定したパフォーマンスを維持できるでしょう。
デモ口座で練習をしてから実践を始める
プロ野球の試合時間は3時間ほどですが、試合前に各選手は4~5時間のウォームアップや練習を行っています。
もちろん、スポーツと投資は違いますがバイナリーオプション投資においても、この様な心掛けで デモ口座 を開設して利用することが必要です。
また、特に初心者の場合はデモ口座を開設して取引に慣れておくことが求められます。
ルールを守り資金管理をしっかりと行う
加えて、継続して良い勝率やパフォーマンスを維持するには、
- 投資家自身が決めた目標
- 投資ルール
- 資金管理法
などを守ることが求められます。
この様な投資家自身が決めたルールなどを守れない投資家は、長く安定した勝率やパフォーマンスを維持できません。
また、それらを実現するために投資家にとり少しでも有利で取引し易い業者を選ぶことも重要です。
その意味でバイナリーオプション投資ではハイローオーストラリアが投資家の間で人気がありおすすめできます。
まとめ
この記事では特にこれからバイナリーオプションを始める初心者のトレーダーさん向けにメリットとデメリットについて解説しました。
今回の記事を参考にご自身のトレードに活かして頂き、さらなる勝率アップ に役立てて頂ければ幸いです。
しっかりと正しいチャート分析・理論に従ったトレードなどを行い、日々、勝率を高める努力をして見てください。