「ボリンジャーバンドってどうやって使うのだろう…」
「バンドウォークって一体なに?」
「どのタイミングで売買すると、上手くトレードができるだろうか…」
トレードをはじめたばかりなら、ボリンジャーバンドの使い方に困りますよね。
しかし多くの人が利益を上げているインジケーターですので、使いこなしたいものです。
そこで本記事では、ボリンジャーバンドの正しい使い方を紹介します。
具体的には以下のような内容が学べます。
fa-file-text-oこの記事で学べること
- バンドウォークとはなんなのか
- バンドウォークのはじまりと終わりを判断する方法
- ボリンジャーバンドを使った売買のタイミングは?
- バイナリーオプションでの注意点
2分ほどで読める内容ですし、ボリンジャーバンドの使い方を理解できる可能性が非常に高いです。
トレード初心者は、ぜひ目をとおしてみてください。
バンドウォークとは一体なに?ボリンジャーバンドで出現
ボリンジャーバンドについて、以下2項目にわけて解説します。
- ボリンジャーバンドとは?
- バンドウォークとは?
順番に説明します。
ボリンジャーバンドとは?
ボリンジャーバンドとは、 標準偏差 の考え方に基づいてつくられた、オシレーター系のインジケーターです。
値動きがおさまりやすい範囲をシグマとよび、2倍や3倍したのもを、2σ、3σと呼びます。
シグマの数字が大きくなるにつれて、価格がその幅におさまる確率があがります。
ボリンジャーバンドの中でレンジができているような状況で、σとレジスタンスやサポートのように使うのが一般的。
- 2σは上昇しすぎだから売り
- -2σは下がりすぎだから買い
などです。
+-2σの範囲内にローソク足が存在する確率は、 95.4% だと言われています。
ボリンジャーバンドは主にスキャルピングに使われます。
バンドウォークとは?
バンドウォークはトレンドが偏っているときにおきます。
ボリンジャーバンドのσの幅がせまくなることを、スクイーズ。ボリンジャーバンドのσの幅が広くなることを、エクスパンションと呼びます。
バンドウォーク中は、かなり大きめのエクスパンションとなります。
2σにそってレートが動く状態で、上向きなら買いの加熱、下向きなら売りの加熱を表わします。
いつ逆方向の勢力が強くなるかの、判断が難しいからです。
バンドウォークの始まりと終わりを判断する方法(ローソク足止の位置関係)
バンドウォークのはじまりと終わりを判断する方法と、以下3項目にわけて解説します。
- バンドウォークがはじまりやすいタイミングは?
- バンドウォークが終わりやすいタイミングは?
- だましを避ける方法は?
順番に説明します。
バンドウォークがはじまりやすいタイミングは?
バンドウォークがはじまるときは、ボリンジャーバンドがスクイーズの状態になることが多いです。
なぜなら為替レートは、常に大きな動きと小さな動きを繰り返しているからです。
バネのように売り買いのエネルギーをためてから、一気に爆発します。
レジスタンスやサポートとあわせてレートがのびやすい場所を観察しましょう。
バンドウォークが終わりやすいタイミングは?
バンドウォークの終わりは、ほとんどエクスパンションの状態です。
トレンド終了を意味するので、ボリンジャーバンドは広がりきっている可能性が大。
売りや買いの勢力が伸びきった状態で、利益確定がはじまるので、トレンドが終わります。
より正確に見極めるためには、強いレジスタンスやサポートの確認やトレンドラインを使うのがおすすめです。
とくに長期ローソク足のレジスタンスやサポートは、短期ローソク足のものより強いので、しっかりと確認してみてください。
だましを避ける方法は?
各インジケーターには、 だまし という現象があります。
だましとは売りや買いのサインがでたのに、逆の動きをすることです。
だましを避けるためには、ひとつの基準に頼りすぎないことが大切です。
ボリンジャーバンドの売り買いのシグナルだけでは、トレードでの勝率は低くなります。
そこで
- レジスタンスやサポート
- トレンドラインやチャネルライン
- フィボナッチリトレースメント
- 移動平均線
- MACD
などと組み合わせるとよいです。
ただし組み合わせたからといって勝てるはけではないので、本当に勝てるエントリーポイントを確かめるために、チャート検証が必須です。
バンドウォークがおきた時のFX売買タイミングは?
バンドウォークがおきたときの、FXでエントリーするタイミングをお伝えします。
- 移動平均線とあわせて使う
- サポートラインやレジスタンスラインのブレイクまち
- 上位の時間足の方向をみる
ひとつずつ説明します。
移動平均線とあわせて使う
ボリンジャーバンドは移動平均線と相性がよいと言われています。
そのため移動平均線の売買シグナルとあわせて使うのがひとつです。
移動平均線はレジスタンスやサポートの役割をしたり、ゴールデンクロスやデッドクロスがトレンド発生のサインになったりします。
ということは、サポートやレジスタンスとなる移動平均線と、ボリンジャーバンドの2σが重なった価格では、レートが反転する可能性が高いと言えます。
サポートラインやレジスタンスラインのブレイクまち
サポートラインやレジスタンスラインなどの水平線のブレイクとバンドウォークは意味が似ています。
売りと買いの攻防がおこる中でも、どちらかが優勢である状況。
バンドウォーク中にレジスタンスやサポートをぬけたなら、トレンドが続きやすいと言えるでしょう。
上位の時間足の方向をみる
上位の時間足とは、自分が中心として見ている時間足より、長い時間足のことです。
5分足を中心として見ているならば、15分足や1時間足は上位の時間足になります。
トレンドは上位の時間足と同じ方向のほうが、続きやすいです。
上位の時間足とトレンドが逆の場合、単に押し目や戻り目をつけにいっているだけの可能性があるので、注意が必要。
上位の時間足の動きの観察は、トレードで勝つために非常に重要な要素です。
バンドウォークをバイナリーオプションに使う場合の注意点
最後にバンドウォークをバイナリーオプションに使う場合の注意点を、以下2項目にわけて紹介します。
- バイナリーオプションでのエントリーポイント
- バンドウォーク中の逆張りは危険
それぞれ説明します。
バイナリーオプションでのエントリーポイント
バイナリーオプションでエントリーするなら以下の2つがよいでしょう。
あまり強いトレンドが発生していないことが前提ですが、基本的には逆張りがおすすめです。
バイナリーオプションは、短期トレードなのでトレンドにのるというより、反転する場所をとるイメージです。
バンドウォーク中の逆張りは危険
バイナリーオプションなら逆張りのほうがおすすめとはいえ、バンドウォーク中の逆張りは危険。
バンドウォークが発生している場合、かなり強いトレンドであると言えるので、ほとんどレートが反転せずに進んでいくこともしばしば。
連続エントリーなどをしてしまうと、取り返しがつきません。
バンドウォークのまとめ
ボリンジャーバンドを使うときは、以下のようなポイントがあります。
- 2σにおさまりそうだと意識する
- バンドウォーク中は強いトレンドが発生している
- エントリーするときは、他の根拠とあわせる
インジケーターひとつでエントリーすると、どうしても勝率が低くなってしまいます。
トレードで勝っていくためには、たくさんのチャート検証やデモトレードを繰り返し、勝てる売買をできるようにしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。