海外FX業者の中でも人気のXMは入出金がとてもスムーズなことでも知られています。ただ初心者の方からすればやはり、入出金は非常に重要な点ですので、トラブルを避けたいものです。XMでは国内FX業者とは異なり複数の出金方法があることや、出金ルールが設けられている為に最初は手続きに戸惑いを覚える方もいます。
この記事では、XM利用者の中でも特にユーザー数が多い楽天銀行 を利用した入出金の方法について詳しく解説したいと思います。
XMの入出金に楽天銀行は利用可能か
XMでは入出金の際に、楽天銀行を利用することが可能です。出金する際にはSWIFTコードなどの銀行情報が必要となりますので事前に準備しておきましょう。
また、入金の場合は、国内銀行送金が可能なため、ネットバンクを含む国内の様々な銀行が対応しているのですが、出金の場合、海外銀行送金となるため、SWIFTコードを持たない銀行への出金は出来ません。
【出金できない銀行一覧(例)】
- ゆうちょ銀行
- 新生銀行
- ジャパンネット銀行
- セブン銀行
- じぶん銀行
XMで入出金するための基礎知識を身に付けよう
最初に、XMに入出金に関する基礎知識として知って置かなければいけないことをまとめています。XMでは以下の方法で入出金を行うことが可能です。
入金する方法
入金方法 | 反映までの時間 | 入金最低額 | 入金手数料 |
---|---|---|---|
銀行送金 | 1時間以内 | なし | 無料 |
クレジットカード/ デビットカード | 即反映 | VISAカード:500円 JCBカード:10,000円 | 無料 |
ビットウォレット | 数分程度 | 500円 | 無料 |
スティックペイ | 数分程度 | 500円 | 無料 |
ビーエックスワン | 数分程度 | 500円 | 無料 |
出金する方法
- 銀行送金(日本円、ドル、ユーロ)
- クレジットカード/デビットカード(日本円、ドル、ユーロ)
- ビットウォレット(日本円)
- スティックペイ(日本円、ドル、ユーロ)
- ビーエックスワン(日本円)
出金の際には、
- 入金方法と出金方法が一致していなければならない。
- 優先順位がある。
- 利益の出金は銀行送金のみとなる。
という点に注意が必要です。
XMの場合(というかほとんどの海外FX業者)マネーロンダリング対策として、入金した金額と同額までは入金と同じ方法で出金することとなっています。
出金の優先順位と言うのは、
- クレジットカード/デビットカード
- ビットウォレットもしくはスティックペイ
- 銀行送金
の順番に出金先が決められているという意味です。
先述の通り、入金方法と同じ様式での出金方法となるので、仮に複数の方法で入金した場合には、出金の際にはこの順で優先的に出金可能と覚えておきましょう。
また、FXのトレードで得た利益の出金は 銀行送金のみ となります。
10万円がクレジットカードでの出金となり、残り5万円については、銀行送金となります。
例2)クレジットカードで10万円入金、利益20万円、5万円出金したい場合。
銀行送金は選択できません。5万円全てをクレジットカードでの出金となります。
例3)クレジットカードで10万円入金、利益0万円、5万円出金したい場合。
銀行送金は選択できません。5万円全てをクレジットカードでの出金となります。
また、XMではVISAカードのみ出金に対応しており、JCBカードの出金には対応していないので注意してください(銀行送金となります)。
このように、XMでの出金ルールはいくつかありますが、特に多くのユーザーが利用する出金方法が 銀行送金 だと思います。
これは、XMの口座から利用者の口座へ電信送金を行う方法で、通常の入金をと同じような方式です。
出金先に日本国内の銀行を指定した場合には通常3~5営業日要します。
僕自身の例ですと最近は1日以内に入金されることも多く、 早くて安心 です。
クレジットカードでの出金と言うは、要するに「 返金処理 」のことです。
ショッピングの支払いにクレジットカードを利用することがあるかと思います。その際に商品を返品したりキャンセルした時は、引き落としがストップされ、返金処理が行われています。
XMでクレジットカード出金を選択すると、このような処理がシステム上で行われいます。ですので、入金から日数が経過していて、クレジット処理が完了していた場合も次の処理で再度処理され、連携している銀行口座に返金(入金)されるようになっています。
出金時に必要となるSWIFTコードとは
SWIFTコードとは、海外の銀行へ送金するためのコードです。国際標準化機構によって承認されたコードになり、国際送金システムを利用する際に送り先の銀行を特定するために用いられる 金融機関識別コード です。
要するに海外への銀行へ送金する際にはこのコードを利用して銀行を特定するため、SWIFTコードを持たない銀行への送金は出来ない(システム的に所在を特定できないため)ことになります。
楽天銀行からXMへ入出金する手順
楽天銀行からXMの口座へ入出金する手順について記載します。前提事項として、
- 入金額が1万円未満の場合は、入金手数料980円が必要です。
- 入金額が1万円以上の場合は、入金手数料は無料です。
XMへ入金する手順
XMへの入金はとても簡単です。ATMから国内の銀行へ振り込みを行うのと同じ手順で可能です。
振込先についてはマイページへログインし、「入金」→「Local Bank Transferの入金」をクリックして進んでください。
資金の入金画面が開き振込に必要な「口座名義」「口座番号」「口座種別」「受取人住所」「銀行名」「支店名(番号)」が表示されるのでメモしておきましょう。
また、振込名義(振込依頼人名)は以下のルールに従ってください。
例)氏名:為替一郎 口座番号:56001234 の場合
ICHIROU KAWASE 56001234
のようになります。
楽天銀行へ出金する手順
楽天銀行へ出金する手順は以下の通りです。
まずは、マイページへログインし「出金」→「International Wire Transferの出金」をクリックして進んでください。
資金の出金画面へ移動するので、出金に必要な受取人の情報を入力しましょう。この際楽天銀行のSWIFTコード「RAKTJPJT」を入力してください。
XMからの銀行送金の手数料を比較
参考に国内銀行の手数料などを記載します。
銀行名 | 送金手数料 | SWIFTコード |
---|---|---|
りそな銀行 | 1,500円 | DIWAJPJT |
三菱東京UFJ銀行 | 1,500円 | BOTKJPJT |
埼玉りそな銀行 | 1,500円 | SAIBJPJT |
三井住友銀行 | 1,500円 | SMBCJPJT |
楽天銀行 | 2,450円 | RAKTJPJT |
みずほ銀行 | 2,500円 | MHCBJPJT |
楽天銀行へは手数料が 約5,000円程度 かかります。(=リフティングチャージ最低2,500円+被仕向2,450円)
他の銀行と比べても楽天銀行への出金手数料は高めに設定されていることがわかります。出金手数料は高いのですが、楽天市場や楽天カードを使っている場合は、楽天銀行を使うことで楽天ポイントも付与されます。
入金ボーナスは5万円までの入金額に対し100%ボーナス、その以上の入金額の場合は金額の20%(最大$5,000分)という高額ボーナスを獲得することが出来ます。ただし出金するとこのボーナスは 消滅 します。
まとめ
- XMでは入出金の口座に楽天銀行の利用が可能。
- 出金の際にはSWIFTコードが必要になる。(楽天銀行はRAKTJPJT)
- 楽天銀行への出金は手数料が約5,000円と他行に比べて高くなるものの、楽天ポイント等と鑑みると利用する価値がある。