XMで口座間の資金移動をさせる方法と注意点を解説

海外FX業者のXMでは、最大8つまでの口座を保有できます。保有している同一名義の口座間であれば、自由に 資金移動 ができ、資金振替により8つの口座間での資金移動が可能です。

トモヒロ
この記事では、XMの口座同士での資金移動の方法と、資金移動での注意点を解説します。

XMで口座間の資金移動をする方法

XMの口座から他の口座に資金を移す場合は、ログインして会員ページから行います。
資金移動は、資金振替という方法を使います。

1会員ページにログインする

⇒ XMTrading 会員ページへのアクセス

まずは、XMの公式サイトにアクセスして、IDとパスワードを入力して会員ページにログインしてください。

2資金振替を選ぶ

XM資金振替

会員ページには「資金を入金」「資金の出金」などのメニューがあるので、「資金振替」をクリックします。

3移動先口座を選んで、資金移動額を記入し、リクエスト送信して資金移動完了

XMリクエスト送信

口座間の資金移動のページに移動しますので、資金移動先の口座番号を選択し、移動する資金を入金額で記入します。最後に「リクエスト送信」をクリックすると、資金振替が完了です。

リクエストが正常に実行されました」と表示されれば、資金移動は正常に行われました。

POINT
◆資金移動できる金額は、500円以上です
◆MT4を使っている口座から、MT5を使っている口座への資金の移動も、その逆も行えます
◆資金移動させると、移動した資金は即時反映されます

XM口座間で資金移動する際の注意点

資金移動するときは、いくつか注意点があります。特に、口座に資金を入金してトレードしている場合は注意が必要です。

ポジションを保有している場合は証拠金維持率に注意

ポジションを保有している口座でも、資金移動は可能です。ただし、口座をトレードに使っているときには、証拠金維持率が150%を下回っている場合は、資金振替はできません。

または、資金移動によって口座の証拠金維持率が150%以下になる場合も、同じく資金振替はできないです。

保有ポジションをすべて決済し、口座をトレードに使っていない状態にすると、 500円以上 であれば資金振替ができます。

XMの公式サイトに証拠金維持率を計算できるページがあるので、そのページで口座の証拠金維持利率を計算しても良いでしょう。

オールインワン計算ツールのページにアクセスした後は、以下の情報を記入して「計算する」をクリックすると、必要証拠金が算出されます。

  • 口座の基本通貨
  • 通貨ペア
  • 証拠金レバレッジ
  • 口座タイプ
  • ロット数量
例えば計算によって必要証拠金が10万円であれば、口座資金が10万円あるなら、証拠金維持率は100%です。
口座の資金が15万円であれば、証拠金維持率は150%です。
証拠金維持率を150%にするならば、計算で算出された必要証拠金の1.5倍の金額を口座に残しておけば良いです。

資金移動は同一名義、有効化済みの口座間でのみ可能

資金移動は、 同一名義の口座 でないと行えません。たとえ家族の口座でも、名義の違う口座への資金移動はできないです。

XMでは1つの名義で最大8つの口座が開設できるので、この8つの口座間で資金を移せるということです。

また、口座は有効化されていないと資金移動ができません。口座を有効化するには、以下の2つの書類を用意してください。

  • 顔写真付身分証明書
  • 住所証明書

会員ページにログインした後に、「こちらより口座を有効化する」というボタンがあるので、クリックします。上記の2つの書類をアップロードするページになるので、アップロードしてください。

口座有効化に必要な書類は、スキャンや写真撮影するなどして、画像にしてからアップロードします。

トモヒロ
ちなみに口座開設後に口座を有効化すれば、追加で開設した口座も有効化されているために、再度書類のアップロードは必要ありません。

手数料は無料の場合と有料の場合がある

口座を開設するときには、以下の3つの基本通貨を選択できます。

  • 日本円
  • 米ドル
  • ユーロ

口座振替では、日本円の口座から日本円の口座へなどと、同じ基本通貨の口座間の資金移動では手数料は無料です。

しかし、基本通貨の違う口座への移動は 手数料が発生 します。

例えば、日本円の口座から米ドルの口座への資金移動は手数料が発生。手数料は0.3%であり、口座から自動引き落としです。

違う通貨間なので、両替によって手数料を計算し、資金移動時のECBのレートを元にした両替レートによって計算します。

XMの口座間資金移動の最低金額

XMで資金振替するときは、 500円以上 から可能です。口座資金が500円に満たない場合は、そのままでは資金移動はできません。

入金して口座資金を500円以上にしてから、資金振替してください。

例えば、残高1万円のA口座と残高200円のB口座があったとします。
B口座は残高が200円なので、そのままでは資金振替はできません。
A口座から300円以上をB口座に資金振替すると、B口座の残高は500円以上になります。
その状態になれば、B口座でも資金振替可能です。

複数口座からまとめて出金したい場合は?

XMでは、出金するときは1つの口座ごとに出金手続きを行わないとなりません。複数の口座を指定して、まとめて出金処理することはできないです。

複数口座からまとめて出金したいときは、すべての口座の資金を出金する口座に資金振替してから、振替先の口座で出金手続きを行います。

例えば、A口座、B口座、C口座、D口座と4つの口座を持っているとします。
すべての口座の資金を出金したいなら、A~Cの口座の資金をD口座に資金振替してから、D口座で出金手続きをするようなことが可能です。

XMは1アカウント(1つのメールアドレス)につき、 最大で8口座 まで開設できますので、複数の口座を使うならば、1つの口座を出金専用に開設しておくと便利です。

トレード用の口座と出金専用の口座を分けておくと、以下のような場合に便利に使い分けられます。

  • トレードで発生した利益を残したい
  • トレードを続けるために今は出金したくない

XMを使ってFXのトレードを続けると、このようなことを思うかもしれません。 出金専用の口座 を作ってそこに資金振替をすれば、トレード用の口座を不自由なく使えます。

XMの資金移動とボーナス(クレジット)の関係性

XMではロイヤリティプログラムでもらえるボーナスや、口座開設ボーナスや入金ボーナスが用意されています。

トモヒロ
証拠金として使えるボーナスですが、資金移動では注意が必要です。

ボーナスのみの移動は不可

口座への資金移動を行うときは、ボーナスのみの移動はできません。例えば口座にボーナスが5万円あり、現金が10万円あるときは、ボーナスの5万円のみを他の口座に移動することはできないです。

資金移動額と同一割合のボーナスも移動する

現金を他の口座に移動させると、同一割合の金額のボーナスも口座に移動します。

例えばA口座にボーナスが3万円あり、現金が20万円あったとします。
B口座に現金を2万円資金移動させると、2/20で1割の資金を移動させたことになります。
同時にA口座にある3万円の1割の金額の3,000円が、B口座に移動します。
これがA口座の10万円をB口座に資金移動させると、5割分を移動させたことになるので、A口座のボーナスの5割分の1.5万円もB口座に移動します。

ボーナス付与対象外の口座への資金移動はボーナスが消滅

XMの資金振替では、現金を移動させる割合に対応して、ボーナスも同じ割合が移ります。しかし、資金移動させる口座が、 ボーナス対象とならない口座 であれば、移動させるボーナスは消えます。

XMでボーナス対象ではない口座はいくつかあります。

ZERO口座

XMの口座には3つの種類があります。ZERO口座は口座開設ボーナスをもらえますが、入金ボーナスやロイヤリティプログラムは対象外です。

資金移動先の口座から、ZERO口座に資金移動したときは、移したボーナスは消滅します。

ボーナスの受け取りを希望しない口座

口座を開設するときには、ボーナスを受け取るか受け取らないかを選択できる部分があります。受け取りを希望しないと、ボーナス対象外の口座になります。

口座を開設するときにボーナスを希望しなければ、ボーナス対象外の口座です。

IB経由で開設した口座

キャシュバック対象となっているIBを経由して開設すると、口座はボーナス対象外です。

このようにZERO口座やボーナス対象外になった口座に、資金移動すると移動したボーナスは消滅します。

例えば、A口座にボーナスが10万円あり、現金が10万円あったときに、ZERO口座に5万円の現金を移動させるとします。
ボーナスも5割分の5万円がZERO口座に移動しますが、移動させた5万円のボーナスは消滅です。

一度消滅したボーナスは、復活させることはできませんので注意してください。

トモヒロ
XMでは、開設した口座は解約できるので、ボーナス対象外の口座を解約して、新たにボーナス対象となる口座を開設することが可能です。

まとめ

XMでは、1つのアカウントで最大8つの口座を開設できます。開設した口座から口座への資金移動ができ、口座にボーナスがあれば、ボーナスも同時に移動先の口座に移ります。

ボーナス対象外の口座へ移動したボーナスは消滅します。8つ口座を開設できるので、入金専用や出金専用、トレード専用の口座を開設し、資金移動しながら上手く口座を使うと良いでしょう。

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