それは、投資金以上の損失が出て追証(追加証拠金)が発生することです。
初心者の方は特に、XMをはじめとした海外のFX業者が導入している「ゼロカットシステム」の詳細及び注意点を理解したうえでスタートしてほしいです。
今回の記事ではゼロカットの具体的なシステムについて特徴をまとめていきます。
XMのゼロカットの仕組みとは?
FXにおいて気をつけなければいけないのは、入金額以上の損失を被り追証(追加証拠金)を受けることです。
しかし、 XMのゼロカットシステム は相場変動によって口座残高がマイナスとなった場合には強制的に決済が執行されて口座残高がゼロにリセットされます。
つまりどれだけ損失が出たとしても入金額以上に損失が生じることはないのです。
一方で国内のFX業者の場合はルール上、ゼロカットシステムを導入できないため、証拠金額以上のマイナス分(追加証拠金)を請求される可能性があります。
ゼロカットはFX取引だけではなく、仮想通貨やCFDでも適用
XMでの取引には、FX取引のみならず仮想通貨やCFDでもゼロカットは適用されます。追証がなく借金を背負わないのがゼロカットのメリットであり、投じた資金以上に失うことはありません。
FX取引、仮想通貨、CFDで借金を背負うことがないことを重視する場合に、 XM を選択するのがオススメです。
追証やロスカットとなる主な原因は「予想とは反対方向に相場変動した」あるいは「自分の資金力を超えた無謀といえるポジションをとってしまう」ことが原因です。
しかしXMでトレードをすることで リスクを最小限にする ことができ、より多くの利益を狙うことも可能です。
もちろん、高いレバレッジをかけてトレードする場合は細心の注意が必要です。できるのであれば資金を口座に多めに入金しておき、ロスカット決済までの余力を残しておくのが望ましいといえます。決済の条件に関しては十分に注意しましょう。
ゼロカットが行われるステップ
XMでゼロカットが行われるステップは大きく4つあります。
- マイナス残高になって有効証拠金も同時にマイナスとなる
- ゼロカットを申請して自動リセットされるのを待つ
- マイナス残高がゼロにリセットされる
- マイナス残高とボーナスが相殺される
この4つのステップでゼロカットが行われます。
注意すべきは、残高がリセットされるタイミングはバラバラで、すぐに行われることもあれば数日経過しないと行われない場合もあります。必ずしもすぐに行われるわけでは無いんですね。
口座にクレジットが残っている場合はクレジットからマイナス分が補填され、全額補填してもマイナスであるのならゼロカットが行われます。
ゼロカットされないこともあるのか?
実は、XMではマイナス残高となってもゼロカットされないこともあります。
ひとつは利用者がゼロカットシステムを 悪用 したトレードをした場合です。
何か大きな経済指標の発表時には相場が大きく動くことになります。このときにゼロカットシステムを悪用して損失を限定された状態で、2分の1の確率で利益を大きく伸ばすということもできないわけではありません。
自分の予想通りに相場が動いたときには利用者が大きな利益を得ることができるとともに、予想と反して相場動いた場合もゼロカットで証拠金がゼロになるだけなら、XM社がその負担を背負う結果になってしまいます。
さらに、下記のような XMの規約に違反する行為も ゼロカットされない理由となります。
- AIを使った自動売買取引
- 接続遅延やレートエラーを利用した取引
- ボーナスを不正取得するための取引
禁止事項を行うことによってゼロカットされないばかりか、利益全額没収、出金拒否、口座永久凍結といった措置を取られる可能性もあります。
XMが提供するサービスで不正利用し、一方的にXM社に損失を与えるトレードが禁止事項の共通点です。
スキャルピングや経済指標時の自動売買に関しては、XMでは禁止されていません。あくまでも 禁止事項 に該当しているかどうかを適切に判断しないといけません。
マイナス残高のリセットを早める方法
資金がショートされロスカットされた時、その後XMでマイナス残高がリセットされ0となるタイミングには明確なルールは有りません。
数分後に行われることもあれば数日後に行われることもあります。マイナス残高がリセットされるのは有効証拠金がマイナスの場合であり、有効証拠金がプラスだとゼロカット対象ではありません。
マイナス残高のリセットを早める方法となるのは「 追加入金すること 」です。追加入金することで口座に反映されたタイミングで口座はリセットされます。
もちろんマイナス残高分からさらに投資金としての入金や、すでに入金した資産を差し引かれることもありません。
そのほかにも口座資金の移動やポイントをボーナス変換するといった方法もあります。これらの使い方と流れについて詳しく解説していきます。
追加入金する際の注意点
追加入金することで口座残高のリセットのタイミングを早めることができるものの、 最低入金額 に注意すべきです。
最低入金額は、
- クレジットカード、ビットコイン、bitwalletは500円~
- 国内銀行送金は10,000円~
- 海外銀行送金は20,000円~
このように、最低入金額が入金方法によって異なります。
マイページから「資金を入金する」というボタンから金額を入力して入金することができます。Mt4でももちろん入金を確認できます。
入金時点でボーナスが残っている場合においてはゼロカット分のボーナスは消滅するのも覚えておかないといけません。
他口座から資金を移動させる
同アカウントで複数の口座を持っている場合、 他の口座 からゼロカットしたい口座へ資金を移動させることによって、口座残高のリセットのタイミングを早めることができます。
すでに複数の口座を持っている場合に有効な方法となるものです。追加入金と同じく移動させた額がマイナス分に吸収されることもありません。
マイページの「資金振替」より資金移動を行うことによって即時反映されて、口座残高のリセットを早める方法として覚えておいて損はありません。
XMPをボーナスクレジットに変換
XMロイヤリティプログラムで得たポイントが貯まっている場合、クレジットに変換して振り込むのもゼロカットを早める方法のひとつです。
マイページから「ロイヤルティポイント」にある「今すぐ交換」をクリックすると換金ページにアクセスできます。
同一アカウントで複数口座持っている場合のゼロカットは?
Xmtradingでは同一アカウントで複数口座を持つことができて、さまざまな倍率のレバレッジを使ってのトレードが実現します。
取引環境の異なる口座タイプを併用できるのも大きな魅力となります。「 異なる口座タイプ間 」の資金の移動も可能です。
複数口座を持つにあたって特段デメリットはなく、不要な口座は速やかに削除するようにすれば問題ありません。しかし、複数の口座を持っている場合のゼロカットの仕様はどうなっているのでしょうか?
口座単位でゼロカットが行われる意味
同一アカウントで複数口座を持つことはできるものの、ゼロカットはあくまでも口座単位で行われることを覚えておくべきです。仮にひとつの口座がマイナス残高となった場合に、ほかの口座の残高で穴埋めすることはできません。
そしてXMでは複数口座をまたいだ 両建ては禁止 されています。
例えばA口座でドル円のロング1ロット、B口座でドル円のショート1ロットということは禁止されています。(同一口座なら可能)
複数口座にて両建てをした場合、片方の口座で損失が出て、もう片方の口座では利益が出ることになります。ゼロカットによって片方の口座の損失は限定されるのに利益に上限がないのではリスクとリターンのバランスが合わなくなるものです。
また、仮にXM以外の海外FX業者であったとしても、複数口座の両建てを禁止しており、もしも不正行為がバレてしまうと取り消しになる、あるいは口座凍結される可能性があります。
口座単位でゼロカットが行われることを念頭に置き、規約で禁止されているトレードを行わないようにしてください。
【XMにおける両建てのルール】
- 可能 → 同一口座での両建て
- 禁止 → 別口座での両建て、他FX業者との両建て
XM社がゼロカットシステムを導入している理由
ゼロカットシステムがあるのは 海外のFX業者のみ で、日本の法律の問題で国内のFX業者では導入されていません。
取引に伴う借金を負うことを避けるサービスであり、自分で決めて用意したお金以外で支払いが発生することはありません。
XMをはじめとした海外のFX業者がゼロカットシステムを導入しているのは、利用するユーザーに安心してトレードをしてもらうためです。FXに興味関心を抱くものの、借金を背負うことになるのを懸念する方も少なくありません。
自分の用意したお金だけで取引をしようとするのは当然であるものの、ビックチャンスがある場合はレバレッジをかけて大勝負をしたいと思う気持ちが芽生えるでしょう。
やはりトレーダーが追証を恐れてトレード回数が少なくなってしまうのはFX業者にとっては利益が伸びません。
なぜ国内のFX業者はゼロカットシステムを導入しない?
ゼロカットシステムは各FX業者がマイナス分を負担することなる一方、トレーダーが安心してトレードを行える理由になります。特にFX初心者の場合は借金を背負うことになるのではと不安を抱くからこそ、導入しているかどうかの違いは非常に大きいです。
しかし 国内のFX業者はゼロカットシステムを導入していません。できない、と言ったほうが正しいかもしれません。
日本の法律ではロスカットが間に合わない場合に口座残高がマイナスであっても補填してはいけないという法律があります。補填することを前提に利用者を集めないようにするための法律であり、ゼロカットシステムを導入することはできません。
ですので国内FX業者では、マイナス残高になった場合には追証が発生し、必要証拠金を支払う必要があります。
国内のFX業者と海外のFX業者のどちらを選択すべきか
国内のFX業者と海外のFX業者を考える場合、「 ゼロカットシステム 」を導入しているかどうかの違いは注目すべき点です。
さらにハイレバレッジが可能であるのが海外のFX業者を選択する魅力となります。
国内のFX業者は最大レバレッジが25倍までと低く大胆なトレードが難しい一方で、リスクは少なく税制面で優遇されているというのが魅力的な点です。
国内のFX業者はこれからFXで利益を得ることを考える方ではなく、どちらかと言えば資金が潤沢にある人に有利なルールが設定されています。
海外のFX業者はレバレッジが高く(XM社は最大888倍)高いトレードチャンスを提供しており、資金が少ないトレーダーでも市場でより有利に立ち回ることが可能です。
まとめ
- ゼロカットシステムは口座残高がマイナスとなった場合に行われる
- ゼロカットシステムを早める方法もある
- 利用者にとってゼロカットシステムはメリットでしかない
XMが導入しているゼロカットシステムはマイナス残高になった場合にもゼロとなって 借金状態にならない仕組み です。
ただし、悪意のあるトレードや規約違反となる対応をした場合にはゼロカットシステムが行われない場合があります。
また、 国内のFX業者ではゼロカットシステムを導入していません。 特に少額な資金でFXを始める利用者にとってゼロカットシステムは大きなメリットです。
これこそXMをはじめとした海外のFX業者が安心して多くの人に選ばれる理由となっています。評判の高い会社でもあるXMはぜひ使ってみてもらいたい業者です。