ローソク足の十字線からチャートの相場分析をしてみよう

FXの取引で安定的に利益を上げていくためには、ローソク足を使ったテクニカル分析が非常に重要となります。

市場の動きをしっかり見極められれば、エントリーのタイミングをとらえて利益を上げられるでしょう。

トモヒロ
この記事ではローソク足の中でも重要な『 十字線 』について初心者の方向けに解説します。

ローソク足の十字線とは?

ローソク足の『十字線』とは、トレーダーの設定した期間が始まった時の価格(始値)と終わった時の価格(終値)がまったく、あるいはほぼ同じであるために、ローソク足の胴体が横棒に見えるものです。

上下にヒゲが現れていると十字に見えるため、十字線と呼ばれますが、別名『寄引同時線』という名前も付いています。

 十字線が発生した場合、基本的には投資家の心理が『迷い』や『拮抗』であるとされています。確かにその通りである場合も多いですが、十字線の種類によってその後の展望が変わるので注意が必要です。

FXや株のトレーダーであれば、十字線の種類についても知っておくようにしましょう。十字線には大きく分けて、

  • 基本形
  • トンカチ、トンボ
  • 足長同時線
  • 塔婆(トウバ)
  • 一本線

という5つの種類があります。では一つずつ解説します。

基本形

十字線の基本形とは、上下のヒゲが短く漢字の『十』に見える線です。多くのトレーダーが様子見の状態で、『売り』も『買い』も強くありません。

さらに取引されている量も多くなく、 やや取引が停滞している と考えられます。

相場の流れが変わる時に現れやすい形です。

トンカチ、トンボ

トンカチ』や『トンボ』は、上のヒゲがまったくない、あるいはごく短い十字線です。トンカチやトンボが現れた場合には、どのような状況で現れたかに注目します。

もし価格が上昇している中でトンカチやトンボが現れたなら、寄り付き後に売りが多く発生し、買いが押し戻したものの売りを超えられなかったことを示しています。つまり 買いの勢力が弱まりつつある ということです。

一方で価格が下落していく中でトンカチやトンボが現れると、逆に買いが勢力を増しつつあり押し戻す力が強まっていることを暗示します。

足長同時線

足長同時線』は、上下のヒゲがほぼ同じ長さの十字線です。『売り』と『買い』の勢力が拮抗しており、もみ合っている状態です。

ずっとこの状態が続くわけではなく、どちらかの勢力が少し強まれば一気に相場が動き出す可能性があります。

相場の転換点で見られることの多い十字線です。

塔婆(トウバ)

塔婆(トウバ)』は下ヒゲのない十字線です。トンカチと真逆の形であり、寄り付き後に買いが強まったものの最終的には売りに押されて始値付近まで戻ったことを意味しています。

POINT
価格が上昇している中でトウバが見られた場合、価格の上げ止まりのサイン、その他の場所で現れれば相場の小康状態を表します。

一本線

一本線』はめったに見られない線の一つです。トレーダーが設定した期間の間、まったく相場が動かなかったことを示しています。トレーダーが取引を控えており、 非常に消極的な態度 を示している証拠です。

十字線がなぜ重要なのか?

十字線にはいろいろな種類がありますが、相場分析においてなぜ重要といえるのでしょうか。

その理由は、「十字線がトレンド転換のサイン」だからです。

トレーダーは、市場がどのような動きを見せるのか常にチェックしていなければなりません。上昇トレンドであれば『買い』、下降トレンドであれば『売り』のようにエントリーのタイミングを見極めているでしょう。

トモヒロ
もし判断を誤ると損失を被ってしまうかもしれません。とくにトレンドの転換を見誤ると、その損失が非常に大きなものになりかねません。

そこで 十字線が重要 となってくるのです。十字線が現れたということは、現在レンジ相場に入っている、あるいは入りつつあることを示しているからです。

たとえば価格が上昇していれば、終値が始値を上回っていきます。しかし価格の上昇幅が少なくなり十字線が発生したら、買いの勢いが弱まっていると考えられます。トレンドの転換が近いのかもしれません。

十字線は、世界中のトレーダーが『買い』か『売り』のどちらに行こうか迷っている状態でもあります。

そして、レンジ相場はずっと続くことはありません。必ず上昇、もしくは下降に解き放たれます。

 とくに十字線が発生した後は、相場が一気に大きく動くことがあるので細心の注意が必要です。十字線が現れた場合には、いつも以上に慎重に相場を分析し、どのように市場が動くかをしっかり予測しましょう。

ただし十字線だけで市場の動きを判断するのは危険です。

トレンドが発生しているときには移動平均線や一目均衡表などのテクニカル指標、レンジ相場ではRSIやストキャスティクス、ボリンジャーバンドといったオシレーター系のインジケーターを併用して状況を判断しましょう。

十字線をトレードに活かすには

十字線の意味が分かったところで、どのようにトレードに活かせるかを考えましょう。十字線をよく理解すると、ポジションを決めてエントリーのタイミングを見極めやすくなります。

たとえば以下の図をご覧ください。

十字線に近いローソク足が発生

赤い丸の部分では完全な十字線ではないものの、十字線に近いローソク足が発生しています。価格が下落している中で発生した十字線は 底値 である可能性があり、今後価格が上昇していくかもしれません。

実際、直後から価格は上昇を始めています。さらに緑の四角の部分では『押し目買い』が有効となっています。押し目買いとは、価格が上昇している途中で時折見られる一時的な価格の下落です。

価格が上がって含み益を上げているトレーダーが利益を確定させるために『売り』に走り、一時的に価格が下落します。買いの勢いは続いているものの、一時的に売りが強まるため、ここでも十字線が発生することがあるのです。

ここでさらに買いを進めておくと、その後の価格上昇でさらに利益を上げられるかもしれません。価格が上昇を続け、青い丸の部分に達したとき、今度は押し目買いではなく買いの勢いが明らかに落ちて十字線が発生していることが分かります。

これは トレンドの転換を示唆する十字線 です。実際その直後から価格が下落に転じていることが分かるでしょう。

十字線は、天井や底値、さらに押し目買い、戻り売りのタイミングを見極めるのに役立ちます。もちろん、十字線が発生したからすぐにトレンドが転換したり、天井や底値になったと判断できたりするわけではありません。

トモヒロ
他のインジケーターやテクニカル指標を使って相場を分析しつつ、エントリーのタイミングを見極める必要があります。

まとめ

十字線にはいくつかの種類があり、種類や発生している状況によって意味合いが変わってきます。トレーダーとして利益を上げたいのであれば、十字線の意味について詳しく知っておくことが重要です。

そうすればトレンド相場でもレンジ相場でも、確度の高い分析が行えるでしょう。ぜひローソク足の十字線をマスターして、効果的にトレードに活かすようにしましょう。

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