XMでFX取引をしたいと考えている方であれば、どの通貨ペアがよいのか悩んでいるのではないでしょうか。
XMでは数多くの通貨ペアの取引ができるため、 自分に合った通貨ペア を見つけることがとても重要です。そこで各通貨の特徴やオススメの通貨ペアについて解説します。
XMの通貨ペアの種類
XMの通貨ペアの種類は非常に多く、FXだけでも 57種類 もの通貨ペアがあります。
通貨ペアを選ぶ際に重要なのは、通貨ペアの部類に応じてスプレッド幅が変動するということです。FX業界では通貨ペア毎に下記の3つのカテゴリーに分類されています。
- メジャー通貨
- マイナー/クロス通貨
- エキゾチック通貨
ではこのカテゴリーについてもう少し詳しく解説します。
メジャー通貨
メジャー通貨とは外国為替市場で多くのトレーダーが取引している通貨のことです。世界中で取引量の多い通貨を「流動性の高い」通貨と呼びます。
米ドル、ユーロ、日本円を筆頭に、英ポンド、オーストラリアドル、カナダドルなどもメジャー通貨に分類されます。
マイナー/クロス通貨
マイナー/クロス通貨とは、 米ドルを含まない通貨ペア のことです。
マイナー通貨はメジャー通貨と比較して流動性が低く、XMで取り扱いがあっても他の海外FX業者では取り扱っていない可能性があります。
エキゾチック通貨
エキゾチック通貨は世界的に見ても取引量が極端に少ない通貨のことを指します。新興国の通貨がペアに入っており、取引においてもリスクは高いものの、大きな利益を上げられる可能性を秘めた通貨です。
トルコリラ、メキシコペソ、シンガポールドル、ノルウェークローネなどがエキゾチック通貨として取り扱われています。
XMでは決済通貨が円の通貨ペアが少ない
XMは海外FX業者なので、豊富な通貨ペアがあるものの、円を決済通貨する通貨ペアは多くありません。とくにマイナー通貨と円の取り扱いは少ないため、日本円だけで取引している方はやや物足りなさを感じるかもしれません。
一方で米ドルやユーロ、英ポンドと組み合わせた通貨ペアが多く、カナダドルやニュージーランドドルなどの通貨ペアも豊富なのがXMの大きな魅力となっています。
XMの通貨ペア一覧
XMには様々な通貨ペアがあります。まずは メジャー通貨のペアとスプレッド について見ていきましょう。以下がXMで取引できる通貨ペアと、最小スプレッド、平均スプレッドの表です。
通貨ペア | 日本語名 | 最小スプレッド | 平均スプレッド |
---|---|---|---|
AUDCAD | 豪ドル/カナダドル | 2.1pips | 3.0pips |
AUDCHF | 豪ドル/スイスフラン | 1.2pips | 3.5pips |
AUDJPY | 豪ドル/円 | 1.0pips | 3.0pips |
AUDNZD | 豪ドル/NZドル | 1.4pips | 4.5pips |
AUDUSD | 豪ドル/米ドル | 1.0pips | 1.8pips |
CADCHF | カナダドル/スイスフラン | 2.4pips | 3.7pips |
CADJPY | カナダドル/円 | 1.3pips | 3.4pips |
CHFJPY | スイスフラン/円 | 1.0pips | 3.4pips |
CHFSGD | スイスフラン/シンガポールドル | 2.2pips | 25.0pips |
EURAUD | ユーロ/豪ドル | 2.3pips | 3.8pips |
EURCAD | ユーロ/カナダドル | 2.1pips | 3.5pips |
EURCHF | ユーロ/スイスフラン | 1.7pips | 2.9pips |
EURGBP | ユーロ/ポンド | 1.0pips | 2.0pips |
EURJPY | ユーロ/円 | 1.0pips | 2.6pips |
EURNZD | ユーロ/NZドル | 2.8pips | 6.7pips |
EURSGD | ユーロ/シンガポールドル | 2.4pips | 16.3pips |
EURSGD | ユーロ/シンガポールドル | 2.4pips | 16.3pips |
EURUSD | ユーロ/米ドル | 1.0pips | 1.6pips |
GBPAUD | 英ポンド/豪ドル | 1.2pips | 3.9pips |
GBPCAD | 英ポンド/カナダドル | 1.5pips | 5.2pips |
GBPCHF | 英ポンド/スイスフラン | 1.6pips | 4.0pips |
GBPJPY | 英ポンド/円 | 1.0pips | 3.5pips |
GBPNZD | 英ポンド/NZドル | 3.5pips | 8.0pips |
GBPSGD | 英ポンド/シンガポールドル | 4.2pips | 20.0pips |
GBPUSD | 英ポンド/米ドル | 1.0pips | 2.3pips |
NZDCAD | NZドル/カナダドル | 3.1pips | 4.5pips |
NZDCHF | NZドル/スイスフラン | 2.1pips | 5.0pips |
NZDJPY | NZドル/円 | 1.4pips | 5.0pips |
NZDSGD | NZドル/シンガポールドル | 3.4pips | 20.0pips |
NZDUSD | NZドル/米ドル | 1.1pips | 3.0pips |
SGDJPY | シンガポールドル/円 | 3.3pips | 20.0pips |
USDCAD | 米ドル/カナダドル | 1.0pips | 2.1pips |
USDCHF | 米ドル/スイスフラン | 1.0pips | 2.4pips |
USDJPY | 米ドル/円 | 1.0pips | 1.6pips |
USDSGD | 米ドル/シンガポールドル | 3.0pips | 20.0pips |
EURDKK | ユーロ/デンマーククローネ | 10.6pips | 23.0pips |
EURHKD | ユーロ/香港ドル | 7.4pips | 33.0pips |
EURHUF | ユーロ/ハンガリーフォリント | 8.0pips | 30.0pips |
EURNOK | ユーロ/ノルウェークローネ | 13.5pips | 69.7pips |
EURPLN | ユーロ/ポーランドズロチ | 29.9pips | 47.0pips |
EURRUB | ユーロ/ロシアルーブル | 16.5pips | 420.0pips |
EURSEK | ユーロ/スウェーデンクローナ | 17.7pips | 55.0pips |
EURTRY | ユーロ/トルコリラ | 11.1pips | 45.0pips |
EURZAR | ユーロ/南アフリカランド | 24.8pips | 130.0pips |
GBPDKK | イギリスポンド/デンマーククローネ | 3.0pips | 49.0pips |
GBPNOK | 英ポンド/ノルウェークローネ | 13.0pips | 80.0pips |
GBPSEK | 英ポンド/スウェーデンクローナ | 33.0pips | 90.0pips |
USDCNH | 米ドル/人民元 | 1.8pips | 3.0pips |
USDDKK | 米ドル/デンマーククローネ | 2.0pips | 30.0pips |
USDHKD | 米ドル/香港ドル | 1.1pips | 2.8pips |
USDHUF | 米ドル/ハンガリーフォリント | 10.1pips | 25.0pips |
USDMXN | 米ドル/メキシコペソ | 17.0pips | 110.0pips |
USDNOK | 米ドル/ノルウェークローネ | 5.2pips | 55.0pips |
USDPLN | 米ドル/ポーランドズロチ | 7.2pips | 35.0pips |
USDRUB | アメリカドル/ロシアルーブル | 18.5pips | 420.0pips |
USDSEK | 米ドル/スウェーデンクローナ | 2.9pips | 49.0pips |
USDTRY | 米ドル/トルコリラ | 6.9pips | 35.0pips |
USDZAR | 米ドル/南アフリカランド | 11.5pips | 11.0pips |
マイナー通貨はメジャー通貨よりもスプレッドが広く、取引において大きな利益を得られる可能性があります。とはいえマイナー通貨の価格変動は激しく、一瞬で大きな損失を被る恐れもあることを覚えておきましょう。
XMのFX取引の時間は、ロシアルーブルが含まれているかどうかで若干変わります。
ロシアルーブルが含まれていない場合、日本時間の月曜日07時05分から土曜日の06時50分までが取引時間です。夏時間になると1時間早まり、日本時間の月曜日06時05分から土曜日の05時50分までとなります。
ロシアルーブルが含まれている通貨ペアの場合、取引できるのは日本時間の16時05分から日曜日の00時50分まで、夏時間では月曜日の15時05分から土曜日の23時55分までです。
各通貨の特徴と通貨ペアの選び方
これほど多くの通貨ペアのあるXMですが、どのような基準で取引する通貨ペアを選べばよいのでしょうか。いくつかの考え方がありますが、取引する通貨ペアを選ぶ基準として、
- 流通量が多い通貨で取引する
- 値動きの激しい通貨で取引する
- 高金利通貨で取引する
という3つの選択肢が挙げられます。それぞれの通貨の特徴について解説します。
流通量が多い通貨で取引する
まず通貨ペアを選ぶ基準として考えられるのが、 流通量 です。
流通量が多いということは、非常に多くの人が所有・取引している通貨であることを示しています。そのため大きな価格変動が起こりにくいという特徴があります。
そのため取引をしていても大きなリスクを抱えなくてすみます。比較的安全にトレードができる一方、大きな利益を上げにくい通貨ということもできるでしょう。
値動きの激しい通貨で取引する
流通量が多い通貨に対して、値動きの激しい通貨ペアを選んで取引している方もいます。
値動きが激しい通貨であれば、勝機を見出すことでかなりの利益を上げられる可能性があります。その一方で売り時や買い時を見誤ると大きな損失を被る恐れもある通貨です。
特に英ポンドは値動きが非常に激しく、投機的とさえ言われる通貨です。取引する際には、リスクヘッジをしっかり行ったうえで慎重に行うべきでしょう。
XMでは流通量が多い通貨ペアの取引に加えて、これら値動きの激しい通貨の取引を行うことでリスクを分散できます。
高金利通貨で取引する
一方で 高金利通貨 を狙って取引をするトレーダーもいます。高金利通貨とは、政府が自国の通貨の金利を高く設定することによってより流通量を増やす政策を行っている通貨のことです。
それほど流通量がないことや、政治的に不安定という要素があるため、いきなり価格が変動する可能性があります。為替リスクが高い一方、メジャー通貨と組み合わせることでスワップ金利を得られるというメリットがあります。
スワップポイントはポジションを保持しているだけで毎日得られる物なので、トレーダーにとってとても魅力的なポイントです。
オススメの通貨ペア
こうした点を踏まえたうえでXMのオススメの通貨ペアは、 ドル円 、 ポンド円 、そして 米ドルトルコリラ の3つです。
まずは低リスクで安心して取引できるドル円は外せません。それほど大きな利益は得られないとしても、資産運用やリスク分散という観点では非常に優秀な通貨ペアです。
続いて価格変動が激しい通貨ペアとしてポンド円がオススメです。価格変動が激しければ、それだけ利益を上げられる機会が多くあります。XMで認められているスキャルピングで成功を収めているトレーダーも少なくありません。
スワップポイントで利益を得たいのであれば、米ドルとトルコリラの通貨ペアがよいでしょう。急激な価格の下落が起こることもありますが、売り注文と買い注文を上手に行えば、スワップポイントでかなりの利益が得られるはずです。
まとめ
XMにはたくさんの通貨ペアがありますが、自分に合った通貨ペアを見つけて取引を行うのが理想です。流通量が多い通貨、価格変動の激し通貨、金利の高い通貨の中から、それぞれ利益が出そうな通貨を見つけて取引してみるようにしましょう。
それぞれの通貨の特徴、背景、メリット・デメリットを個人的に分析することも重要です。リスクを分散して取引することで、損失を少なく、利益を大きくすることができるはずです。