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    初心者の為の副業工学ラボ

    現物・信用取引のリスクヘッジ方とは?営業利益、経常利益から分析しよう

    初心者が株式投資を行う場合とくにリスクヘッジの概念は重要となります。現物取引でも信用取引でも同じです。

    前回はトレードを行う上で重要なのは、会社の価値ではなく価格である、と説明しました。

    ですがこの今回の講座では取引のルールとして、ファンダメンタル分析を行い、会社の「価値」に焦点を当てて考えてみましょう。
    それでは営業・経常・当期利益によるファンダメンタル分析手法を、実際の銘柄を交えて解説していきます。動画をぜひご覧下さい。

    スカイマーク倒産から考える現物・信用取引のリスクヘッジ

    画面のチャートは現在は上場廃止となったスカイマーク社のチャートです。(現在はチャートが見れませんが・・・)

    この段階でスカイマークは事実上倒産となり、自力復活が困難なため連日ストップ安が続き、株の買い手がつかない状況となっています。

    その背景としては、業績が良かった頃にエアバス(大型旅客機)を海外の会社に発注したが、この行動が結果として営業利益の倍以上の投資(エアバス発注)となり、その後エアバスの支払いが滞ることになりました。

    この頃から急速に資金繰りが悪化しその結果倒産となりこのようなチャートとなりました。

    倒産リスクが高かったスカイマーク株の前兆

    画面の株価を見てみると、2014年12月初旬ぐらいまで、200円前後で低迷していたことがわかります。

    その後同年12月中旬に上昇している部分がありますが、これは日本航空やANAとの業務提携や、追加増資での経営再建などのプラス材料を予測して、投資家の買いが入ったことを現しています。

    結局これらの施策は行われることはありませんでした。倒産前の会社はこういった嘘か本当かわからない情報が飛び交うことが良くあり、スカイマークも同様の結果となり結局倒産してしまいます。

    ですが実は倒産前の早い段階で、スカイマーク社は空売りはあれど、決して買ってはいけない会社に該当してきます。なぜ買ってはいけないのでしょうか?以下で説明していきます。

    結果論としてスカイマークが倒産となったから、買っちゃいけないのでは?という話ではありません。

    スカイマークはこの講座で紹介してきたいくつかのルールから、買ってはいけない会社に該当しています。
    ここでルールに関しておさらいです株を買うときに基準として欲しいこと

  1. 会社の業績が直近で赤字の会社は買わないのがルール
  2. 以下のデータはスカイマークの通期業績になります。こちらは2014年から赤字に転落していることがわかります。

    売上高・営業利益・経常利益・当期利益のグラフが表示されていますが、これらがどう違うか説明していなかったので、簡単に説明しましょう。

    上記のスカイマークの決算を見ながら確認をしてみてください。ここでは残る3つの営業利益・経常利益・当期利益がなんなのかを説明していきます。

    営業利益とは?

    ■営業利益=本業の利益
    この場合のスカイマークだと航空事業(飛行機の運賃)による利益です。基本的に営業利益がマイナスの会社は良くなく、営業利益がマイナスだと本業でガタついていることを意味しています。

    結論から言うと営業利益がマイナスの銘柄を買いポジション(現物・信用買い問わず)を持つことは、この講座のルールでは推奨しません。

    経常利益とは?

    ■経常利益=本業ではないところの利益

    スカイマーク社の場合だと不動産・株などの配当金、譲渡益・貸付の利息などや、特別利益・特別損失(予測不可能な利益や損失)による利益です。

    特別利益・特別損失とは、例を挙げれえば住友商事のシェールガスで事業失敗し、2000億円の特別損失を計上したことがありました。このように本業に当たるが本業とは分けて特別利益・特別損失として、経常利益として計上することもあります。

    当期利益とは?

    ■当期利益=最終利益
    最終的な利益のことで、法人税まで払い終わった後の最終的な利益額が当期利益です。簡単に言えば会社に残るマネーですね。

    基本的にこの 3つの利益全てがマイナス のため、スカイマークはファンダメンタル面で、初心者が決して買うべきではない会社ということになります。

    逆に言えば、空売りには最適ですので戦略的にポジションを持っていくというのは十分にアリ、ということになりますね★

    会社が倒産した後の株はどうなるか?

    さて、上場廃止後にもしも株を持っていたとすると、どうなっていくのでしょうか?

    まず、上場廃止の恐れがある銘柄は、「管理銘柄」として東証から指定を受けることになります。

    この管理銘柄に該当する銘柄には色々な銘柄がありますが、すぐに調べることは可能です。それに対し今回のスカイマークように上場廃止が決定した場合は、管理銘柄ではなく 整理銘柄 に指定されます。

    株式における整理銘柄とは一体なに?

    上場廃止決定後にすぐに取引ができなくなると困るので、1ヶ月の間普通に株式の取引ができる銘柄のことです。ただし信用取引は一切できませんので注意が必要です。

    スカイマークだと2015年3月1日に上場廃止が決定したため、それまでに売らないといけませんが、整理銘柄として売る機会は与えられています。

    もちろん会社を立て直し、また上場ができる状態まで持ち直すのであれば、再建も可能かもしれませんのでそのまま保有しておくのも手です。スカイマークは上場廃止ですが、倒産するわけではありません。会社が倒産さえしなければ、株の価値は0にはなりません。

    株の取引を行う以上、買った会社が倒産という形は現実的に十分にありえます。

    こうならないためにもなるべう安定的に毎年利益を出している会社をしっかりと選び、さらにチャート分析をしてからトレードを行いましょう。

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