バイナリーオプションで勝率が上がるエントリーポイントとは?

トレーダー達が使うバイナリーオプションの手法をすぐに真似ることは不可能ですが、少なくとも初心者トレーダーがしっかりと結果を出している人の手法 を学習することは意味のあることですよね。

この記事では初心者でも簡単に活用できるバイナリーオプション取引で、勝率を上げていくために考えたいエントリーポイントについて実践で活かせるように解説していきます。

この記事で学べること

  • エントリーポイントを決める前に時間帯・経済指標発表・ファンダメンタルを確認すること
  • チャートにラインを引いてエントリーポイントを見極める方法
  • インジケーターを使ったエントリーポイントの解説

トモヒロ
それではエントリーポイントについて攻略していきましょう!

バイナリーオプションでエントリーポイントを決める前に

バイナリーオプショントレードをする金融機関やヘッジファンドなどの熟練ディーラーやトレーダー達は、どんな相場でも自分なりのエントリーポイントを持っています。そのポイントには必ず、「なぜそこでエントリーしたのか?」の明確な根拠があります。

例えば、トレンドの中の得意なチャートの形状や特別なインジケーターの値などです。

彼らはそれらの情報に基づき常に高い勝率をキープしていますが、一方でファンダメンタル経済指標など基本的な情報を決しておろそかにすることはありません。

そこで、特にバイナリーオプション初心者の方は、投資の前にそれらのファンダメンタルや経済指標などの基本的な情報をチェックすることをおすすめします。

特に、取引に必須の基本的な情報は以下です。

勝率が高くなりやすい時間帯

時間帯は最後にまとめていますが、まずは、難易度が高い負けやすい時間帯から解説します。

個人のトレーダーはこれらの時間帯を避けることが勝率を上げる第一歩となるからです。

様々なトレーダーが殺到する時間帯は執行速度やツールが劣る個人のトレーダーには不利だからです。

負けやすい時間帯の1つ目は、各市場が開く時間帯です。

各市場が開く時間帯の 前後30分 は取引を控えた方が良いでしょう。各市場が開く時間帯は以下の通りです。(日本時間)

時間
東京9時
シンガポール10時
香港11時
フランクフルト 16時半(夏時間)・17時半(冬時間)
ロンドン16時半(夏時間)・17時半(冬時間)
ニューヨーク22時半(夏時間)・23時半(冬時間)
トロント22時半(夏時間)・23時半(冬時間)

負けやすい時間帯の2つ目は、 米雇用統計発表直後 の時間帯で、参考までに2019年の米雇用統計の発表時間は以下の通りです。

事前に発表時間を把握しておく必要があります。

1月4日22時30分
2月1日22時30分
3月8日22時30分
4月5日21時30分
5月3日21時30分
6月7日21時30分
7月5日21時30分
8月2日21時30分
9月6日21時30分
10月4日21時30分
11月1日21時30分
12月6日22時30分

負けやすい時間帯の3つ目は、 経済指標発表直後 の時間帯で、米雇用統計の発表時間と同様に事前に発表時間を把握しておく必要があります。

その上で相場が読みやすい時間帯は基本的に相場が荒れない時間帯になりますから、各市場が開く前後30分や経済指標の発表時間帯前後30分等の時間帯を避ける事で勝率アップが期待できます。

また、トレンドが勝率に大きな影響を与えることは間違いの無いことで「トレンドが生まれやすい時間帯」や「トレンドが生れにくい時間帯」を意識する必要があります。

一般的に「順張り派」の人はトレンドが発生しやすい時間帯を、「逆張り派」の人はトレンドが発生しにくい時間帯を狙うのが理にかなっていると考えられます。

ファンダメンタル要素を確認

個人のトレーダーにとっては上記の各市場が開く時間帯や経済指標発表直後の時間帯を避けることは大事なことですが、その前提としてファンダメンタル要素を確認することも忘れてはなりません。

主なファンダメンタル要素としては、次のようなものがあります。

  • GDP
  • 四半期成長率
  • 貿易収支
  • 原油相場の動向

経済指標などのチェック

上記で述べた経済指標ですが、各経済指標を国別で数えると膨大な数になりますので、経済指標の中でも特に重要なものだけをチェックすると良いでしょう。

特に大事な経済指標はネットで検索することで発表日時市場の予想数値を確認することができます。

ラインを引いてエントリーポイントを見極める方法

現代ではパソコンやスマホでアプリなどを開けばすぐに各チャートを見ることができますが、一昔前の投資家は株式においても為替やFXにおいても方眼紙に投資家自身が毎日、書き込んでいました。

手書きのチャートは手間暇がかかりますが、反面、毎日、書き込むことにより日々のチャートの動きがしっかり頭に入るというメリットがありました。

トモヒロ
チャートに様々な抵抗線や指示線などのラインを引くことで、次第にチャートの動きが読める様になるはずです。

チャート上でのトレンドラインの引き方

本来、チャート上におけるラインの引き方に特別なノウハウがある訳ではなく、投資家自身がチャートを見やすくするために必要なラインをチャートに書き込めば良いのです。

ただ、チャート分析するためには、高値のポイントを線で結んだ上値抵抗線と下値を結んだ下値支持線は必要です。

チャートに定規を当ててみれば、それらの上値を結んだ上値抵抗線と下値を結んだ下値支持線が見えてきますね。

抵抗線・支持線をエントリーポイントとする

抵抗線と指示線

そして、ローソク足の高値を結んだ上値抵抗線と安値を結んだ下値支持線を引き終わると、それらの抵抗線や支持線をブレークするポイントが見えて来るはずです。

現在はブレークポイントが見えない場合でも、毎日、チャートをチェックしていると必ず抵抗線や支持線をブレークするタイミングがやってきます。ここが反発のポイントとなり、エントリーチャンスとなります。

トモヒロ
つまり、そのブレークポイントがエントリーポイントになるのです。

インジケーターを使ったエントリーポイントの解説

一般的にチャート画面にグラフや線のようなサインが現れる視覚化したものが多く、インジケーターは テクニカル指標 ともよばれ世界中のトレーダーが取引の分析ツールとして日々使われています。

ここからは幾つかのパターンを見て見ましょう。バイナリーオプションのトレード実践において特に代表的なインジケーターは以下の通りです。

ボリンジャーバンドσ2・σ3をポイントとする

ボリンジャーバンドを使った分析

ボリンジャーバンドは移動平均線などと同じトレンド系のインジケーターで、トレンドの方向や強さを見るのに適した指標です。

ボリンジャーバンドは移動平均線の上下に標準偏差の数値から算出した3本ずつの帯を表示したインジケーターで、一番近い上下線であるシグマ1(σ1)の間で価格が動く確率は約68.3%・二番目の上下線のシグマ2(σ2)の間で価格が動く確率が約95.5%・三番目の上下線のシグマ3(σ3)の間で価格が動く確率は約99.7%です。

つまり、現在値がσ2・σ3からσ1に入った場合、σ2・σ3に戻る確率は 95%以上 と言えます。

MACDのクロス

オシレーター系インジケーターの代表格はMACDで、MACDはMACD線とシグナル線の2本の移動平均線を使い相場の周期とタイミングを判断します。

特に、直近の値動きを表すMACD線が重要で、MACD線とシグナル線のクロスを見るだけでトレンドの方向を判断できます。

例えば、MACD線が上に向いている時にシグナルラインとクロスした場合は上昇トレンドと判断できますし、MACD線が下に向いているときにシグナルラインとクロスした場合は下降トレンドと判断できます。

ストキャスティクス

オシレーター系インジケーターの2つ目はストキャスティクスで、ストキャスティクスはレートの買われ過ぎや売られ過ぎを表すインジケーターです。

ストキャスティクスをチャート画面に表示させますと0%~100%の間を推移する2本の線が表示されます。

ストキャスティクスの判断基準としては0%に近いほど売られ過ぎで100%に近いほど買われ過ぎと判断できます。

従いまして、実際の使い方としては、

  • ストキャスティクスが20%以下で売られ過ぎと判断しHighエントリー
  • ストキャスティクスが80%以上で買われ過ぎと判断しLowエントリー

となります。

エントリーポイントのまとめ

今回はバイナリーオプションで勝率が上がるエントリーポイントの手法・方法を紹介しました。感覚だけでも理解できましたでしょうか?

今回の記事のポイントとしては、

  • エントリーポイントを決める前に時間帯・経済指標発表・ファンダメンタル要素を確認すること
  • チャートにラインを引いてエントリーポイントを見極める方法
  • インジケーターを使ったエントリーポイントの解説

の3つです。

特に、インジケーターを使ったエントリーポイントにつきましては、1つの指標のサインを鵜呑みにすることなくトレーダー自身の相場観や他の指標と組み合わせた総合的な判断が求められます。インジケーターごとの特徴を理解し、結果としてご自身のトレードスタイルに合ったロジックを導き出せると良いですね。

この記事の内容を参考にトレードに活かして頂き勝率アップに役立てて頂ければ幸いです。

トモヒロ
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