自分のパソコンとしてWindowsではなくMacを使っているという方も少なくありません。
しかしMacで XMのMT4 を導入してもうまく動かないことがあります。そこでMacを使っている方のために、XMのMT4を使う方法について詳しく解説します。
実はXMではMacに対応したXMTrading MT4がリリースされています。しかしうまく導入できないことが多々あるため、他の方法について知っておくと便利です。
XMのMT4をMacで使う方法
XMのMT4をMacで使う方法はいくつかあります。利用者の環境や好みに合わせてどの方法を選ぶか決めることができるでしょう。たとえば、
- 仮想化アプリを導入してMac環境でwindowsを起動
- Mac標準搭載のBootCampアプリを使用してwindowsを起動
- VPSサービスを利用してネット上のwindowsを使用
などが考えられます。では一つずつ解説していきます。
仮想化アプリを導入してMac環境でwindowsを起動
1つ目の方法は、 仮想化アプリ の導入です。仮想化アプリもしくは仮想化ソフトとは、WindowsとMacという2つのハードウェアを統合して使えるようにするソフトのことです。
仮想化ソフトを使えば、Macを使いながら1つのソフトとしてWindowsを立ち上げることが可能になります。人気の仮想化ソフトはParallels(パラレルズ)やFusion(フュージョン)などです。
Mac標準搭載のBootCampアプリを使用してwindowsを起動
MacでMT4を使う別の方法は、Macに標準搭載されている BootCamp (ブートキャンプ)を使うものです。BootCampを使えばMacとWindowsを切り替えて利用することができるので、MT4も使用可能になります。
ただし仮想化ソフトのようにMacを使いながらWindowsを使うことはできません。さらに当然ですが、WindowsOSのライセンスは購入する必要があります。
VPSサービスを利用してネット上のwindowsを使用
MacでMT4を使う別の手法が、 VPS サービスを利用するものです。VPSとは仮想サーバーのことで、いわばインターネット上に仮想のパソコンを作り、そこにアクセスするという形になります。
実際に操作しているパソコンはMacですが、VPSサービス上ではWindowsを用いてMT4を起動するので大変便利です。
メリットとして、
- インターネットがあればどこでも接続可能なこと
- FX専用のVPS環境が整備されていること
- サポート体制が充実していること
が挙げられます。一方で毎月1,500円から2,000円ほどの利用料がかかるのがデメリットです。
XMのMT4をMacで使うためのソフト導入方法
XMのMT4をMacで使うにはいろいろな方法がありますが、その導入方法について一つずつ解説していきます。
VPSサービスの導入方法
もしVPSサービスを利用したい場合には、以下の手順に従って導入します。ここではVPSサービスとして、FX専用の『お名前.com』を使うとします。
お名前.comは月々の利用料が1,560円と安いのでおすすめです。
XMの無料VPSの申し込み方
導入方法は以下の通りです。
- アップルストアで、『Remote Desktop 8.0』のようなリモートデスクトップ専用のアプリをダウンロードする。
- リモートデスクトップアプリを開き、『New』をクリックする。
- 『Connection name』などの必要情報を入力する。
- お名前.comにログインし、『その他』をクリックし、選択肢の中から『デスクトップクラウド』を選ぶ。
- 利用中のサービスの詳細が表示されるので、『リモートデスクトップ接続情報』をクリックし、接続先、ユーザー名、初期パスワードをメモしておく。
- 再度Remote Desktop 8.0に戻り、先ほどメモした『PC name』、『User name』、『Password』を入力して『×』をクリックする。
- Remote Desktop 8.0に登録された情報が表示されるので、クリックして接続を確認する。
ParallelsやFusionのアプリを導入する方法
ParallelsやFusionなどの仮想化ソフトを導入すると、MacとWindowsの両方を同時に使えるという大きなメリットがあります。その一方でスペックの低いパソコンで導入すると動作が遅くなるのが欠点です。
導入方法は以下の通りです。
ブートキャンプ機能を使ってwindowsを起動する方法
MacにはBootCamp機能が標準搭載されており、 無料 で利用できます。さらにWindowsとMacを切り替えて使用するのでMT4の動作もまったく問題ありません。
一方でMacとWindowsを切り替えなければならないので、MT4を使いながらMacのアプリを使うことはできません。さらにMacとは別にWindowsのライセンスを購入する費用がかかるのもデメリットです。
導入方法は以下の通りです。
- BootCampアシスタントの画面の案内に沿って進み、WindowsをインストールするためのUSBドライブを作成する。
- BootCampアシスタントでWindowsパーティションを作成する。
- Windowsインストーラーが実行されたらBootCampパーティションを選択しフォーマットする。
- Windowsをインストールする。
- BootCampとWindowsサポートソフトウェアをインストールする。
まとめ
Macのパソコンを使っている方であっても、VPSサービスや仮想化ソフトを利用することでMT4によるFX取引を楽しむことができます。
導入には若干の費用と時間がかかりますが、これまで通りMacを使いながらMT4を利用できることを考えると、費用対効果は高いといえそうです。
Macをお使いの方でXMでのFX取引を考えている方は、ぜひこうした方法の導入も併せて検討してみてください。