特に海外のFX業者ですと問い合わせしても返答に時間がかかったり、日本語対応してなかったりと、困ることもあります。その点、 XM社の出金 は早く正確でトレーダーたちの中でも人気の業者です。
そこで、今回はXM口座から銀行送金による出金の手順や、XMの出金ルール・手数料についてご紹介していきます。
特に、実際に取引を開始した場合、出金の手順や出金から着金にかかる日数を知っておかなければなりませんし、取引コストを計算するには出金にかかる銀行ごとの手数料も重要な要素となりますので、しっかりと理解しておきましょう。
XM口座からの出金方法は銀行送金のみ
日本のトレーダーさんのなかでも、近年、海外FX業者で取引する方が増えています。そんな海外FX取引業者の中でも「セーシェル」に本社を構えるXMトレーディングは人気の会社の1つです。
その理由は資金管理などの信用度が高く運用面やシステム面・日本人向けのサービスの質が高いなどのメリットが挙げられます。
XM社のアカウント口座からの出金については、海外銀行送金とクレジットカード・デビットカードからの出金・Bitwalletなどの電子マネーからの出金などいろいろとありますが、それぞれ手続きが異なります。
さらに重要な点として、 XMの出金に関するルール が2019年6月より大幅に変更になりました。
以前はbitwalletやiAccountを利用して口座内の利益を出金できましたが、現在では海外銀行送金でしか利益分が出金できませんので、注意が必要です。
以下、海外銀行送金・クレジットカード・デビットカード・Bitwallet ・SticPayなどの電子マネーからの出金について最新の情報と注意点を整理しました。
海外銀行送金のやり方
海外のFX業者を使うトレーダーにとって銀行経由の海外送金(出金)はもっともポピュラーな方法ですが、一方で海外送金(出金)はコストがかかる方法でもあります。
また、国内送金とは異なり海外銀行送金は多くの場合2つの銀行を経由 することになります。
現実問題として2019年6月以降において、XM では入金額以上の取引利益を海外送金(出金)することは可能ですが、海外送金(出金)では送金先の銀行の詳細やスイフトコード(swiftコード)の入力が必要になりますから詳細を確認しておく必要があります。
海外銀行送金で以下の銀行は注意が必要です。まず、海外送金(出金)できない銀行としては、
- ゆうちょ銀行
- じぶん銀行
- ジャパンネット銀行
- 新生銀行
- みずほ銀行(インターネット支店のみ)
があります。また、スイフトコードを持たない銀行は、一部のネット銀行とセブン銀行が挙げられます。これらの銀行はXMの出金には利用できませんので、他の銀行口座を用意してください。
クレジットカード・デビットカードの出金
次に、クレジットカード等の出金に関してです。
VISAのクレジットカードやデビットカードは、「入金した分に限り」XMから返金という形での出金が可能ですが、取引の結果発生した利益分は出金することはできません。
そのため、利益分の出金は海外銀行送金で行う形になりますので、ユーザーにとっては二度手間になり非常に不便です。
Bitwallet⇒入金額以上の取引利益は不可
Bitwalletも入金した分に限り返金という形で出金が可能ですが、取引で発生した利益を出金することはできません。そのため、この場合も利益分の出金は海外銀行送金で行う形になります。
SticPayでの出金⇒入金額以上の取引利益は不可
同様にSticPayも入金した分に限り返金という形で出金が可能ですが、取引利益を返金という形で出金することはできません。そのため、利益分の出金は海外銀行送金で行う形になりますが、SticPayへの出金手数料は全て XMが負担 しています。
このように、現時点では銀行振込以外の入金手段は、すべて利益分の出金ができなくなっていますので、やはり基本的には銀行振込での入金、出金をするのが良いかもしれません。
XM口座から銀行送金による出金の手順
繰り返しになりますが2019年6月以降、XMでは入金額以上の取引利益は海外送金(出金)するしかありません。以下、海外送金(出金)を完了させるまでの手順をまとめました。
海外送金には送金先銀行側の情報が必要になります、その際には国内送金では使われない スイフトコード という銀行固有のコードが必要になります。
スイフトコードとは?
スイフトコードとは国際送金などの際に相手方の銀行を特定するための 金融機関識別コード を意味しますが、国際送金業務を行う世界の金融機関はすべてスイフトコードをもっています。
主な銀行のスイフトコードは以下の通りです。 ※ここに無い銀行もネットで検索することですぐに調べることが出来ます。
金融機関名 | スイフトコード |
---|---|
みずほ銀行 | MHCBJPJ |
三菱UFJ銀行 | BOTKJPJT |
三井住友銀行 | SMBCJPJT |
ソニー銀行 | SNYBJPJT |
住信SBIネット銀行 | NTSSJPJT |
今回は一例として、XMから住信SBIネット銀行と、楽天銀行から出金する手順に関して紹介していきます。
XMから住信SBIネット銀行に出金する方法
ここからは僕も利用している住信SBIネット銀行から出金する方法をご紹介します。
最大7回無料
となるとてもサービスの良い銀行です。
- <liMT4(MT5)の口座番号を入力し、会員ページにログインし、「資金の出金」をクリックする
- 出金の画面へ移動したら、海外銀行送金(International Wire Transfer)をクリックする
- 入力フォームに受取人・受取・仲介銀行・スイフトコードなどを入力する
- 出金額などを入力
XMから楽天銀行に出金する方法
ここではユーザーが多い楽天銀行からの出金方法を簡単にお伝えします。XMから楽天銀行に出金するには以下の手順となっています。
- MT4(MT5)の口座番号を入力し、マイページから出金のページに入る
- 移動海外銀行送金をクリック・出金する受取人の個人情報を入力する
- XMから送金する楽天銀行の情報と中継銀行情報を入力する
- 「XMからの出金優先手続きに関する注意事項」にチェックを入れる
- リクエストをクリック
他の銀行への送金も上記銀行とほぼ同様の手順ですので、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、一度銀行口座に出金申請をした場合、次からは「クイック入金」として口座情報がXMのマイページに残ります。2回目以降はスムーズに出金申請が完了できますので、面倒な入力作業は必要ありません。
XMから出金する際の手数料まとめ
通常、FX業者から出金する際の手数料は、最大で以下の「3種類の手数料」が必要となります。
トータルすれば、業者によっては1回の出金あたりで1万円近くの金額になる場合があるのです。これではせっかくトレード出した利益が目減りしてしまいますね。
そういう意味で考えても、FX業者から出金する際は手数料などのコストも考え、計画的になるべくまとまった金額を送金することが望まれます。
現在、ほとんどの海外FX業者は基本として出金手数料を取りませんが、中にはAXIORYのように200ドル未満(約2万円未満)の出金には一律15ドル(約1,500円)の出金手数料を徴収する海外FX業者もありますので確認が必要です。
その意味で現在、XMからの出金にともなう送金手数料につきましては 無料 となっていますので、FXトレーダーには嬉しいところです。
それでは、3種類の出金時の手数料に関して具体的に紹介していきます。
FX業者手数料
通常、FX業者からの出金は以下の順で送金されます。
FX業者から出金する際の手数料につきましてはまちまちの対応となっています。また、中継銀行の手数料や被仕向け先銀行の手数料もまちまちの対応となっていますので、出金を実行する前に中継銀行や被仕向け先銀行の手数料を確認する必要があります。
トレーダーが毎日のトレードの中で積み重ねた利益の中から手数料を支払う訳ですから、割安な業者を確認して割安な出金ルートを見つけておきたいところです。
中継銀行手数料
中継銀行手数料は「リフティングチャージ」や「円為替取引手数料」とも呼ばれ、銀行によって若干かかる金額は違いますが、 最低2,500円 (送金額の0.05%)程度は必ずかかる手数料です。
被仕向け送金手数料
被仕向け送金手数料は受け取り銀行の手数料ですが、受取金額によって手数料が変わってきますので各銀行の手数料を確認することが必要です。
また、ソニー銀行の被仕向け送金手数料がゼロの様に被仕向け送金手数料を取らない銀行も出てきていますが、一方で沖縄銀行の被仕向け送金手数料は3,000円と大きく異なります。以下、主な銀行の被仕向け送金手数料です。
銀行名 | 被仕向け送金手数料 |
---|---|
ソニー銀行 | 無料 |
三菱東京UFJ銀行 | 1,500円 |
三井住友銀行 | 1,500円 |
みずほ銀行 | 2,500円 |
住信SBIネット銀行 | 2,500円 |
以上の手数料を参考にしてみてください。
XMから出金ができない時の対処法
XMにて出金に関するトラブルが起こることもあるかもしれません。例えば、
- 出金申請をしたが1営業日経っても、出金申請のメールが届かない。
- クレジットカードで出金ができない。
- 間違って別の口座に出金申請をしてしまった。
- マイページから出金のページにアクセスができなくなってしまった。
- 1週間経っても自分の口座に着金していない。
といったようなことです。どんなトラブルであったとしても、まずはXMのサポートにEメールで連絡して見ましょう。基本的には日本人が丁寧に対応してくれます。
また、出金できない場合は以下の記事を参考にしてみてください。
XMの出金に関するXMトレーダーの感想や評判
ネットの口コミや評判は業者を判断する上で貴重な情報となっています。
もちろん「やらせ」もあり、その正確性には疑問符がつくため注意が必要ですが、XMの利用トレーダーたちの声もたくさんもたくさんWeb上に上がっています。
出金がしっかりできるのはもちろんのこと、着金までの速さもみなさん体感されているようですね。
XM出金まじで早い。想像の10倍
— しえる(勧誘通報します) (@Fx_cie) October 12, 2020
xmって出金こんなに早かった?
1時間半くらいなんだけど— aki (@xteWCOBFhfMW9ab) October 12, 2020
個人的に海外口座で信用できるのはXM、Titan、Gemかなぁー この3社は今まで3桁までの出金はちゃんとできてます
— FFF🥦 (@FFF001) October 13, 2020
皆様大変失礼いたしました。
数時間も待てない自分が悪かったです。
Titanさんも疑ってしまい申し訳ありませんでした。xm、titanは出金できます。 pic.twitter.com/fkj6nrjZmr
— たけだ@389万 (@upokkqvDgZ8n3gG) October 12, 2020
こういった声がSNSではあるようです。ちなみに キャンペーンなどで受け取ったボーナス分は出金できません ので、注意しましょう。
番外編 「My wallet」機能について
XMを使っているのであれば、最近追加された『MyWallet』という機能について知っておきたいと思うかもしれません。
『MyWallet』は2020年9月1日よりXMに追加された新機能で、キャンペーンで獲得した資金が振り込まれる財布のような機能を果たします。
もっと『MyWallet』について知りたい方のために、
- 資金が付与されるキャンペーン
- リベートキャッシュバック
- MywalletからXM口座への出金方法
について見ていきましょう。
資金が付与されるキャンペーン
まず『MyWallet』を使った、資金が付与されるキャンペーンについてご紹介します。現在行われているキャンペーンは、『 友人紹介プログラム 』です。
友人紹介プログラムは『MyWallet』の新機能と時を同じくして始まったキャンペーンで、名前の通りトレーダーが自分の友人をXMに招待して、実際に取引した友人の人数によって報酬が得られるという仕組みです。
トレーダーが知人や友人に招待状を送り、友人がXMでトレードすれば紹介したトレーダーに報酬が支払われます。紹介した友人が多ければ多いほど報酬額も上がっていき、その報酬額が『MyWallet』に振り込まれるのですね。
15名まで友人を紹介した場合には1人につき25ドル、16名から30名までの場合1人につき30ドル、30名以上の場合1人につき35ドルの報酬が獲得できます。
招待する友人が多ければかなりの報酬が期待できるので、ぜひ試してみたいキャンペーンの一つです。
ただし報酬を獲得するにはいくつかの条件があります。まずトレーダー自身がXMのリアル口座を持っており、通貨ペア・ゴールド・シルバーのどれかを3ロット以上取引していなければなりません。
さらに紹介した友人も、同じく通貨ペア・ゴールド・シルバーのどれかを3ロット以上トレードしていることが条件です。
リベートキャッシュバック
続いて『MyWallet』が利用できる方法として、リベートキャッシュバックがあります。これは『 オートリベートプログラム 』と呼ばれるものです。
XMは世界中のトレーダーに存在を知ってもらうため、IBという広告業者を利用しています。IB業者はXMを宣伝するわけですが、IB業者を利用してXMの口座を開設したトレーダーに対しては取引量に応じてリベートが支払われます。これがリベートキャッシュバックです。
これによって得た報酬は『MyWallet』に振り込まれ、自己資金にできるのですね。
さらにオートリベート口座は入金ボーナスの対象外となり、ポジションを保持した時間が5分以下の場合にはリベートがもらえないので注意が必要です。
MywalletからXM口座への出金方法
最後に『MyWallet』からXMへの出金方法について見ていきましょう。
XM会員ページはこちらです ⇒ XMTrading 会員ページへのアクセス
『すべて出金する』にチェックを入れるか、金額を入力し、出金先のMT4/5の口座を選択して『出金』をクリックすれば完了です。
My Walletのメリット
『MyWallet』は新しく始まった機能ですが、トレーダーにとってどのようなメリットがあるのか気になりますよね。大きなメリットといえるのは、 入金ボーナス がもらえる点でしょう。
これまでキャンペーンなどを通して報酬が発生すると、その報酬は直接トレーダーの口座に送られていました。しかし『MyWallet』に報酬が送られるようになると、今度は『MyWallet』から、再度トレーダーが保有するMT4/5の口座に資金を移動することができるようになります。
一見すると、トレーダーが保有する口座間の資金移動に思えますが、XMはこれを口座への入金と見なして入金ボーナスが発生します。
XM 出金方法 その他のご質問(Q&A)
XMを利用しているのであれば、出金方法についてたくさん疑問が湧いてくるかもしれません。ではよくある質問の回答を見ていきましょう。
ポジションを残したままの出金が可能か
XMではポジションを残したままの出金は可能です。ただしポジションを残したまま資金を引き出すことには注意点があります。
金額が多すぎて証拠金が足りなくなってしまった場合、 ロスカットになってしまう恐れ があります。十分な証拠金があると思っていても、急激に為替が変動すると証拠金が足りなくなり、強制的に決済されてしまうかもしれません。
ロスカットされると損失が確定し、その後のトレードで損失を取り返すことができなくなってしまいます。ポジションを残したまま出金したい場合には、口座に十分な資金が残っているかどうかを確認するとよいですね。
XM口座から指定した方法とは別の方法で出金処理をされた場合の優先順位はどうなるのか
XM口座では、どのような手段でお金を引き出すかを指定できます。しかしXMの出金方法には優先順位があり、トレーダーが指定した方法とは別の方法で処理されることもあります。
その際の優先順位は、下記のとおりです。
たとえばカードを使って22,000円、さらにbitwalletで22,000円、銀行送金で26,000円を入金していたとします。たとえ銀行送金だけを指定して70,000円で処理をしても、実際には優先順位の高い順に、カード22,000円、bitwalletで22,000円、銀行送金26,000円で処理されてしまいます。
どの手段を使って入送金したかを覚えていない場合でも、会員ページにどの手段が利用できるのかが表示されるので心配ありません。
ゆうちょ銀行への出金可否について
XMからゆうちょ銀行への出金はできません。XMから資金や利益を引き出すためには、必ず SWIFTコードのある金融機関の口座 を指定しなければなりません。
SWIFTコードとは国際決済に用いられる書式のことで、これを持っていることがXMから送金するためのルールになるわけですね。
SWIFTコードのない銀行を指定した場合、申請は受け付けられません。ゆうちょ銀行はSWIFTコードを持ってはいるものの、海外からの円送金を受け付けていないためXMから資金・利益を引き出すことができないわけです。一方ゆうちょ銀行からXMに送金することは可能です。
XMのボーナスの出金可否について
XMの大きな魅力の一つは ボーナス ですが、ボーナス自体を出金することはできません。ボーナスはあくまでトレードの証拠金としてのみ使えると考えましょう。
当然ですが、ボーナスを使って得た利益は出金できます。しかしボーナスを受け取って、そのまま資金・利益を引き出そうとしても受け付けてもらえません。
さらに引き出せる可能額と実際に引き出す金額の割合に応じてボーナスが消滅することにも注意が必要です。たくさん引き出すとそれだけボーナスも多く消滅してしまいます。しかも一度ボーナスが消滅すると、再び入金してもボーナスは復活しません。
まとめ
今回はXMの出金方法にスポットを当て、クレジットカードや電子マネーからの出金や出金手数料や出金ルールなどについてまとめました。
大事なことはXMの出金に関するルールが 2019年6月より大幅に変更 になっていることです。以前はVISAなどのクレジットカードやデビットカード・bitwalletやiAccountなどの電子マネーを利用して利益分も出金できましたが、現在では海外銀行送金でしか利益分が出金できませんので注意して下さい。
今回はXMも出金に関して大事な点を中心にまとめていきました。FXでは適度なレベレッジで運用し、リスクをかけすぎずにしっかりと利益を狙っていきましょう。