当然のことですが、1回の取引にかかる手数料が高くなるとそれだけ利益が少なくなってしまう恐れがあります。
少しでも手数料を少なくするために、このページではXMにて発生する各種手数料の種類や金額について紹介していきます。
XMの4つの手数料ついて解説
FX業者の中には手数料をより高く設定することで利益を上げているところがあります。その一方で手数料を低く設定して、スプレッドを広めに設定する分で利益を伸ばしているFX業者もあります。
XMでFX取引をする際に必要となる手数料としては、大まかに分けて
- 取引手数料
- スプレッド
- 出入金手数料
- 口座維持手数料
の4つが挙げられます。では4つの手数料の一つひとつについて詳しく解説していきましょう。
XMの取引手数料について
取引手数料は取引をするたびに必要となる費用なので、トレーダーとしてはかなり頭の痛い問題です。取引しなければ利益を得ることはできませんが、取引回数が増えるほど費用もかさんでいってしまうからです。
結論からいうと、 XMの取引手数料 はゼロ口座(zero口座)というタイプの口座のみ必要となります。
まずはXMで開設することができる口座タイプについて確認していきましょう。XMには現在、
- スタンダード口座
- マイクロ口座
- ゼロ口座(zero口座)
この3つのタイプがあり、もっとも一般的なのがスタンダード口座です。
その一方、少ない資金で小ロットでの取引が行えるのがマイクロ口座となっています。この2つの口座では取引手数料は無料 であるという特徴があります。
3つ目のゼロ口座はスプレッドが非常に小さいという大きなメリットがありますが、ECN形式を採用しているため取引手数料 がかかります。
したがって1ロットあたりの取引手数料が往復で10米ドルかかると考えた方がよいでしょう。もし0.1ロットの取引をするのであれば、往復で1米ドルの手数料ということになります。
ゼロ口座を開設する方は、取引手数料のことも頭に入れておく必要があるでしょう。しかも取引手数料は口座ごとにかかるので、複数口座を保有している方は持っている口座ごとに取引手数料がかかることも覚えておきましょう。
XMのスプレッドについて
国内FX業者でもそうですが、取引手数料が無料!となっていても気づかぬうちに手数料なるものが取られている場合があります。それが スプレッド です。
XMのゼロ口座はECN形式ですが、スタンダード口座やマイクロ口座はトレーダーと金融機関が直接取引をするNDD方式であるため、FX業者が利益を得ることができません。そのためいわば1種の手数料として「スプレッド」を設定しているのです。
スプレッドとは、ある通貨ペアの売値と買値の差のことを指します。例えばある時点でのドル/円の売値が107.779円、買値が107.783円だったとしましょう。売値と買値との間には0.4銭(0.004円)の差があります。
この差がスプレッドであり、FX業者の利益となる金額です。
このように思う方もいるかもしれませんが、XMのスタンダード口座での最低取引単位が0.01ロット(1,000通貨)なので、このケースでは4円の利益が出ることになります。
一方でユーロ/ドルのように日本円以外の通貨ペアを取引するケースでは「pips(ピップスと読む)」が用いられます。
XMのスプレッドはどの口座を使うか、どの通貨ペアを選ぶかによって変わります。さらにXMはいくつかの銀行と契約しており、銀行が提示するスプレッドの中から もっとも安いスプレッド を選択してトレーダーに取引してもらいます。
当然銀行が提示するスプレッドは変動するので、XMで取引する際のスプレッドも変動します。通常XMのゼロ口座のスプレッドはドル/円やユーロ/ドルで0.1pips前後と非常に狭くなっています。
スタンダード口座やマイクロ口座はゼロ口座よりスプレッドは広く、ドル/円で1.6pips、ユーロ/円で2.6pips、ポンド/円で5.5pips前後であることが多いです。もちろんスプレッドは変動していくので、スプレッドが高くなったり低くなることもあり得ます。
入金・出金時の手数料について
入金時や出金時にも手数料が必要となる場合があります。まずは 入金時 について考えましょう。
XMの利用者の口座に入金する方法は、
- クレジットカード・デビットカード
- 国内銀行送金
- bitwallet・STICPAY・BXONE Walletなどのオンラインウォレット
の3つあります。
基本的にXMへの入金手数料は無料です。
唯一の例外は、国内銀行送金での入金額が 10,000円未満 だった場合です。このケースでは980円の入金手数料を利用者が負担しなければなりませんので、必ず1万円以上の入金をしましょう。
XMへの入金にかかる手数料は基本無料ですが、銀行が請求する振込手数料やオンラインウォレットへの入金手数料は別途かかるので注意が必要です。国内銀行送金を利用した入金であれば110円から770円、オンラインウォレットでは入金額の1%から5%前後の手数料がかかります。
完全に入金手数料がかからないのはクレジットカード・デビットカードだけということになります。
続いて 出金時 について考えます。XMからお金を引き出すために利用できる方法は、クレジットカード・デビットカード、海外銀行送金(電信送金)、そしてオンラインウォレットです。
出金に関しても、基本的には 手数料無料 で行うことができます。XMが利用者に対して手数料を請求することはありません。
しかし入金時と同じように、海外銀行送金(電信送金)やオンラインウォレットによる出金の場合には銀行やオンラインウォレット側が請求する手数料がかかります。
さらに海外銀行送金(電信送金)を選択する場合には、利用している銀行が海外からの送金に対応しているかどうかを確認しなければなりません。一方でbitwallet・STICPAY・BXONE Walletなどのオンラインウォレットを利用する場合にも、これらのオンラインウォレットから国内銀行への送金には手数料がかかることを忘れないようにしましょう。
- bitwalletから国内銀行へは824円
- STICPAYから国内銀行へは出金額の2.5%+600円
入金の場合と同様、まったく手数料を支払うことなく出金できるのはクレジットカード・デビットカードだけです。
口座維持手数料について
XMで必要となる4つ目の手数料が『口座維持手数料』です。XMでは基本的に口座維持手数料が無料ですので、FX取引をしている限りは口座維持手数料について気にする必要は全く無いでしょう。
問題は、しばらくXMの口座にて取引をしなかった場合です。
ある口座がXMによって『 休眠口座 』であると見なされると、 口座維持手数料 がかかってしまいます。90日間まったく取引をせず、かつ出入金もない場合にその口座は休眠口座となります。
すると毎月5ドルの口座維持手数料がかかるようになります。口座維持手数料は口座の残高から毎月引き落とされていきます。
口座の休眠状態が続いていくと、毎月口座維持手数料が引き落とされ続けて残高がゼロになってしまうでしょう。そして残高がゼロになった状態でさらに90日取引がなく、出入金もない場合には 口座が凍結 されます。
一回口座が凍結されると元に戻すのは難しく、新たに口座を開設する必要があります。そうならないためにも、定期的にXMで取引をするのがオススメです。
XMの手数料は他の業者と比べて高い?
XMについて調べていくと、XMの手数料が他の海外FX業者と比較して高いのではないかという意見を目にすることがあります。では実際のところ、XMの手数料は高いのでしょうか。
XMでは出入金時の手数料と口座維持手数料は基本的にゼロなので、比べるべきなのは取引手数料とスプレッドの関係性ということになるでしょう。
ゼロ口座における手数料について
前述したようにXMではゼロ口座のみ取引手数料がかかります。1ロットの取引で片道5ドル、往復で10ドルです。1ロットあたり往復10ドルという取引手数料に関しては、確かに他の海外FX業者と比較して高いといえます。
他の海外FX業者の取引手数料は無料、もしくは高くても1ロットあたり7ドル前後だからです。
ただし、ゼロ口座はスプレッドが限りなくゼロに近いことを考えると、トータルコストにそれほど違いはありません。
しかもキャッシュバックサイトを使ってゼロ口座から取引すると、取引の度に一部の手数料がボーナスとしてキャッシュバックされるので、実質で考えれば手数料を安くできます。
スタンダード・マイクロ口座における手数料について
続いてスタンダード口座やマイクロ口座でかかる手数料、スプレッドについて考えます。
XMのスプレッドは口座や通貨ペアによって異なり、しかも変動するので、必ずしも他の海外FX業者よりも安いとはいえません。
しかし大幅な価格変動がない平常時、ドル/円とユーロ/円という2つの主要な通貨ペアについて見ていくと、海外FX業者と比べて XMがいかに優秀なFX業者であるか が分かります。
平常時のスプレッドはドル/円で0.1銭から0.6銭、ユーロ/円は0.1銭から0.7銭です。海外FX業者の中にはドル/円でのスプレッドがゼロというところもありますが、2つともこれほどの低水準を保ってはいません。
XMにおける手数料のまとめ
XMのゼロ口座では他業者と比べてやや高めの取引手数料が設定されているのは事実です。しかしXMでは口座開設や入金に際してボーナスが付与されるなど、取引手数料というデメリットを補っていてバランスをとっています。
またXMでは 最大レバレッジ888倍 というハイレバレッジの取引も可能なので、1ロットあたり10ドルという手数料が有りながらも、トレーダーは資金を有効的に活用したトレードが可能です。