当記事では、このような初心者が抱えている不安や疑問にお答えしつつ、バイナリーオプションについて基礎からしっかりと解説していきます。
バイナリーオプション投資のやり方
バイナリーオプションは、ペイアウト率や転売など聞きなれない用語が多く複雑に感じますが、実際の仕組みは価格が上がるか下がるかを当てるだけの大変シンプルな投資です。
まずは、本題に入る前にバイナリーオプションで使用する基礎用語を確認してみましょう。
単語 | 説明 |
---|---|
通貨ペア | ドル円やユーロ円など為替相場こと。ドル円=米ドルと円、ユーロ円=ユーロと円。 |
ペイアウト率 | 購入した金額に対して、トレードで勝った時に払い戻される配当倍率。 |
ハイ&ロー | バイナリーオプションで最もメジャーなトレード方法。判定時刻でのレートが購入時よりも上か下かを予測する。 |
転売 | 判定時刻の前に、現在発生している利益や損失を確定させること。ペイアウト率が変わるので有利なトレードにならないこともある。 |
スプレッド取引 | 負け判定の範囲が数pips広がるので通常のハイ&ロー取引よりも不利なトレード方法だが、ペイアウト率は高い。 |
この表にある通貨ペア(為替相場)以外にも、日経平均株価(日経225)やゴールド、ビットコインなど様々な銘柄でバイナリーオプション取引は可能となっています。
ステップ1:バイナリーオプションの仕組みを知る
バイナリーオプションとは、決められた判定時刻におけるレート(市場価格)が、現在レートより上下どちらにどのくらい動くかを予測するトレードです。
先ほどの表でもご説明したように、バイナリーオプションには様々な取引方法が存在します。
その中でも、価格が上がるか下がるかを予測するだけのハイ&ロー取引が最も勝率が高く初心者にオススメの取引方法です。
例えば、上図のように「ドル円」と呼ばれる通貨ペアでハイ&ロー取引をする場合、現在価格よりも上のレートで判定時刻を迎えると予測するならば HIGH を購入し、反対に現在価格よりも下のレートで判定時刻を迎えると予測するならば LOW を購入します。
今回の例では現在価格が102.82円なので、HIGHを購入した場合は102.83円以上のレートで判定時刻を迎えれば勝ちトレードとなり、102.82円以下で終わってしまうと負けトレードとなります。
反対に、LOWを購入した場合は102.81円以下のレートで終われば勝ちトレード、102.82円以上で終わってしまうと負けトレードとなります。
ちなみに、バイナリーオプションのハイ&ロー取引では、「最終的にHIGIとLOWどちらで終わったか」が勝ち負けの判断基準となります。
つまり、このようにHIGIを購入後すぐにレート上がったとしても、判定時刻までに購入価格よりもレートが下がってしまえば負けとなり、購入金額分(上図では1,000円)が損失となります。
また、このようにHIGIを購入後に一時的にレートが下がったとしても、判定時刻までに購入価格よりもレートが上がれば勝ちとなり、ペイアウト額分(上図では1,850円)が払い戻しとなります。
バイナリーオプションの具体的な取引方法について更に詳しく知りたい方は、こちらの関連記事をご覧ください。
ステップ2:バイナリーオプションの業者を選ぶ
ここまでで、バイナリーオプションの仕組みは理解できましたか?次は、バイナリーオプションを始めるにあたってのオススメ業者について解説します。
バイナリーオプションの業者を選ぶ基準として最も大切なポイントは以下の2つです。
- ペイアウト率
- 国内業者か海外業者である
ペイアウト率を基準に業者を選ぶ
まずは ペイアウト率 についてですが、業者によって1倍~10倍以上と設定倍率が大きく違います。
更に、ハイロー取引やスプレッド取引、レンジ取引など取引方法によっても倍率が変わりますし、通貨ペアや日経など取引銘柄や判定時刻の長さによっても変わる場合があります。
しかし、ペイアウト率が高くなるほど勝つのが難しくなるので注意が必要です。
とはいえ、ペイアウト率が低いトレードばかりしていても資金を増やすことはできないので
まずはペイアウト率1.8~1.9倍の適度な倍率で、勝率の高いハイ&ローができる業者を選ぶようにしましょう。
国内と海外では業者のシステムが大きく違う
次に、国内業者か海外業者についてですが、そもそも両者における最も大きな違いは「入出金の安全性」「取引方法」「最短判定時刻」です。
国内業者は日本の金融庁から規制を受けているので、海外と同じ様な固定倍率でのハイ&ロー取引ができなかったり、判定時刻が最短でも2時間刻みと保有時間が長い取引しかできないようになっています。
ただその分、海外業者と違って出金拒否トラブルが無く安全であり、外貨送金による高額な入出金手数料も発生しないので安心して利用できることがメリットです。
また、国内業者は1~10倍以上の変動制ペイアウト率になるので、勝率や利益率にムラが出てしまいます。ですが、やり方によっては一度に大きく勝つことも可能なので、海外のハイ&ロー取引よりも本格的な投資が可能になります。
具体的にオススメの業者はどれ?
他にも、取引銘柄の豊富さや取引画面の使いやすさ、日本語サポートの有無、業者ごとの細かな取引ルール、約定率など確認しておきたいポイントは沢山あります。
全ての要素を説明すると記事が長くなり過ぎてしまうのであえて割愛しますが、ここまでのポイントを総括した上でトモヒロ一押しの海外・国内業者をいくつかご紹介いたします。
海外業者では、ペイアウト率1.88倍と最も高い水準でハイ&ロー取引ができ、更に海外の金融庁から認可も取得済みの「ハイローオーストラリア」が非常にオススメの業者です。
他にも、海外金融庁の認可を取得している「ザオプション」や、認可は無いものの取引銘柄が豊富な「ファイブスターマーケッツ」も比較的人気の海外業者です。
ただ、これらの業者はハイローオーストラリアと違って、取引銘柄によってはペイアウト率が1.6倍~と若干ながら低く設定されています。
また、為替銘柄(通貨ペア)、株式、仮想通貨、先物などの 銘柄数 においてもハイローオーストラリアの方が多く揃えられています。
国内業者では、ハイ&ロー取引ではなくペイアウト変動制で負け判定の広いラダー取引になりますが、少額から取引可能でスプレッド幅やペイアウト倍率、約定率などが安定しているGMOクリック証券・外為どっとコムがオススメの業者です。
ハイローオーストラリアについて更に詳しく知りたい方は、こちらの関連記事をご覧ください。
ステップ3:口座開設を完了させて入金する
ここからは、ハイローオーストラリアを例にしてバイナリーオプション口座の開設方法をご説明します。
ちなみに、ハイローオーストラリアは「海外業者」というだけで抵抗感があるかもしれませんが、しっかりと海外の金融ライセンスを取得している有料のバイナリー業者です。
また、国内外でも利用者が非常に多く、これまでに出金トラブルや不当な口座凍結などといった事態は確認されていないので、是非この機会に一緒に口座開設をしてみましょう。
まず、口座開設から取引開始までには以下の6つのステップがあります。
- 公式ページに行く
- 基本情報の入力
- 追加情報の入力
- 本人確認書類の提出
- 審査
- 入金
公式ページから口座開設ページへ進むと以下のような入力欄が出てきます。
この時に入力するメールアドレスとパスワードがログイン時のIDとパスワードになりますので、忘れないように必ずメモを残しておきましょう。
これをすべて入力した後、次へをクリックすると以下のような追加情報入力ページへ移行します。
これも全て正しく入力した後、同意にチェックし次へをクリックすると以下のような本人確認ページへ移行します。
この中のどれか1つを選択して、この後指定される方法で本人確認書類を提出します。
本人確認書類の提出が終わり業者側で審査が終わると、先ほど入力した メールアドレス宛に通知 が届きます。
そして、無事にログインできたら入金をすることで初めて取引が可能になります。
入金方法にはこのように3つの方法が用意されており、銀行送金の場合は最低1万円からの入金になり送金手数料も自己負担になります。
その点、クレジットカートかビットコインの入金であれば、入金手数料もかからず最低5000円から入金可能です。
バイナリーオプションの注意点
さて、当記事をここまで読み進めて口座開設も済ませた方はすぐにでもバイナリーオプションの取引が可能になりました。
しかし、仕組みを知って口座開設までできたからといって、すぐに本番のトレードをしてはいけません。
まずは、各業者で用意してあるデモトレードのシステムを利用して、ハイ&ロー取引において最低でも勝率6~7割は安定して出せるようになりましょう。
ハイローオーストラリアの デモトレード は下の画像にある方法から利用可能です。
また、デモトレードで安定した勝率を出せるようになったとしても、本番のトレードでは資金管理・メンタル管理を徹底しなければ利益を残し続けることはできません。
特に、初心者の大半は下記のようなケースで破産してしまう場合が多いので、熱くならず、負けを冷静に受け入れられるように自分自身をコントロールできるようになりましょう。
- 負けが続くと怒りによって我を忘れ無謀なトレードを連発してしまう
- 負けた金額を取り返すために取引ロットを大幅に上げてしまう
- チマチマ勝つことに耐えられなくなりロットを上げ一攫千金狙いをして大損する
- 熱くなってしまい勝てるまで何度も入金してしまう
また、リスクに晒す資金は 自分の証拠金の1%から多くても5% に抑えることが理想の投資ですので、併せて覚えておきましょう。
バイナリーオプションは投資に適しているのか?
バイナリーオプションは、FXや株式、先物、仮想通貨など通常の投資とは違って、小さなリスクから一度に大きく利益を膨らますことはできません。
従って、月収で数百万から一千万円を超えるような本格的な個人投資家を目指す場合には、投資方法として適していないと言えます。
ですが、毎月数万~数十万円の副収入を得る目的で投資をする場合には、バイナリーオプションは始めやすくリスクの低いオススメの投資になります。
また、「バイナリーオプションは掛け金を募って上がるか下がるかを予測するただのギャンブルだ」と言われることもありますが、僕はそうではないと考えています。
なぜなら、バイナリーオプションで上がるか下がるかを予測する対象は、FXの通貨ペアや株式などの実在している原資産(銘柄)のレートだからです。
つまり、バイナリーオプションでも実際の投資銘柄をチャート分析して明確な根拠を持つことができるので、単純な2者択一のギャンブルではなく立派な投資になります。
ちなみに、チャート分析するためには専用のチャート分析ツールが必要になります。
当記事では、 MT4 というチャート分析のプラットフォームの利用をオススメしていますので、興味がある方は是非こちらXM社のページから入手してください。
また、MT4の使い方、チャート分析の方法についてはこちらの関連記事をご覧ください。
まとめ
今回は、バイナリーオプションの最も基本となる仕組みや始め方について解説してきました。
この時点で、早く本番トレードを始めてみたい!と思っている方も多いかと思います。ですが、先述したようにまずは、MT4のチャート分析を利用してハイローオーストラリアでのデモトレードで十分に勝てるようになることを最初の目標にしましょう。
また、当サイトではMT4を利用した様々なチャート分析方法を紹介しておりますので、なかなか勝率が上がらない場合は是非とも他の記事もご覧になってくださいね。