FX取引でよく用いられるインジケーターの一つが『RSI』です。市場の売られすぎ・買われすぎを把握するのに役立つオシレーター系のテクニカル指標として人気を集めています。
RSIアラート機能を上手に使いこなすには?
RSIのアラート機能を上手に使いこなすためには、アラート機能がどのような意味を持つのかを知る必要があります。
アラート機能は基本的に、RSIが最初に設定した値を超えた場合に知らせてくれるというものです。
では、アラート機能の使用方法の基本、さらにアラートをメールで教えてくれるインジケーターについて紹介します。
RSIアラート・シグナル機能の使い方基本
RSIアラート・シグナル機能の基本的な使い方は、あらかじめ基準となる数値を設定しておきRSIがそこに達したらアラートで知らせてくれるというものです。
自分でずっとRSIの動きをチェックしていなくても、アラート・シグナル機能を使えばエントリーのタイミングを見極めることができるのです。
さらにアラート・シグナル機能を搭載したインジケーターの中には、ダイバージェンスやヒドゥンダイバージェンスといったトレンドの転換・継続を示す動きを教えてくれるものもあります。
RSIでアラートとメールを発信してくれるインジケーター
RSIを使ってFXする場合、エントリーのタイミングをアラートやメールで発信してくれるインジケーターがあります。
こうしたインジケーターを利用すれば、初心者の方でも簡単にエントリーのタイミングを見極めることができるでしょう。
そのようなインジケーターの一つが『MTP_RSI_LevelSignal_Alert』です。
RSIが70%を上回ったり、30%を下回ったりしたときに知らせてくれる機能はもちろんのこと、矢印を使ってその瞬間を記録しておいてくれる機能も搭載されています。
さらにトレーダーがエントリーのタイミングを見逃すことがないよう、ポップアップアラート機能やメール通知機能、プッシュ通知機能、サウンド再生機能が付いています。
RSIアラートを安くスマホに通知する方法
RSIのアラート機能を設定したい方の中には、スマートフォンを使ってFX取引をしている方もいることでしょう。
今やパソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットを使ったFX取引が行えるようになっているため、いつでもどこでもチャートを確認して利益を上げるチャンスをつかめます。
そのためよりスピード感のある取引を行うためにも RSIのアラート機能 は非常に重要です。
ではRSIアラートを安くスマホに通知する方法はあるのでしょうか。考えられるのは、以下の2つです。
- MT4にインジケーターを導入する方法
- トレーディングビューを使う方法
ではこの2つについてさらに詳しく解説します。
MT4にインジケーターを導入する方法
MT4にインジケーターを導入すれば、スマホでも簡単にアラートが設定できます。MT4でインジケーターを導入する方法は難しくありません。
まずスマートフォンの画面上部にある『f』をタップします。その後『メインウィンドウ』をタップすると追加するインジケーターの候補が表示されます。
表示された候補の中から必要なものをタップすれば設定画面が現れ、設定を完了すれば取引にそのインジケーターを用いることができるでしょう。
トレーディングビューを使う方法
スマートフォンでさらにスピード感のある取引をしたいのであれば、 トレーディングビュー を使うという方法もあります。
トレーディングビューとは世界でも人気の無料のツールです。高度なチャート分析や発注はもちろん、仮想通貨のチャートなどもチェック可能です。
トレーディングビューでは価格やインジケーター、トレンドラインに対してアラートが設定できるので、自分がどのような時にアラートを鳴らしてほしいかをあらかじめセッティングしておくことができます。
トレーディングビューはアラートの種類も非常に豊富で、アプリへの通知やポップアップ表示、サウンド、メールなどから好きなものを選べます。
現在のアラートの状態はもちろん、 過去のアラートの履歴 もすぐに参照できるので、過去のチャートの動きと現在の動きを比較して取引に生かすことも可能です。
トレーディングビューを使えば、RSIでさらに効率よく利益を上げられるかもしれません。
MT4用RSIアラート機能でFX勝率アップを狙う
現在もっとも多くのトレーダーがFX取引で用いているプラットフォームが MT4 です。したがってRSIのアラート機能やインジケーターもMT4で使えるように作られているものが多くなっています。
MT4用RSIアラート機能を上手に活用すれば、FX取引において勝率を高めることが可能となるでしょう。ではMT4でどのようなアラート機能が有効なのか解説します。
RSIの範囲外でアラート音を出すアプリは有効
まず非常に有効なのは、RSIの範囲外でアラート音を出してくれるアプリでしょう。
そもそもRSIは市場の売られすぎや買われすぎを観察して逆張りする手法でよく用いられます。そのためRSIが一定の範囲外に出た時にアラート音を鳴らしてくれれば、すぐに逆張りの取引が行えます。
もちろん期間の設定も変更可能です。RSIの期間は通常14日に設定されていますが、期間を変更することでよりエントリーのタイミングが増えることもあります。自分がよいと思った設定でRSIの設定を行い、アラート機能を使えばトレードの勝率を高められるかもしれません。
RSIのアラートが鳴ったら、 別のテクニカル指標なども併用 してエントリーのタイミングや持つポジションを決定することが重要です。
MT4のアラート機能設定でRSI80以上でアラート音が鳴る
MT4を使っている方の場合、別の有効なアラート設定があります。それがMT4のアラート機能設定でRSIが80%以上になった時に通知するというものです。
通常RSIでは70%で買われすぎと判断しますが、この基準を80%にすることで、買われすぎの判断をより正確に行うことができます。RSI80%以上でアラート音が鳴るようにしておけば、トレードの勝率をかなり向上させられるかもしれません。
70%や80%がよく用いられる数値ですが、これまでの経験から別の数値がよいと判断すれば、そのポイントでアラートが鳴るように設定できます。
MT4 5分足のRSIが買われ過ぎ売られ過ぎのアラートが鳴る
さらにMT4では5分足のRSIで買われすぎや売られすぎのアラートを設定することもできます。
通常RSIは日足を使った14日間の価格の変動を用いて計算しますが、実際には分足でも利用することは可能です。
トレーダーによっては、分足や時間足、週足を使ってトレードしている方もいます。より短い期間でRSIを用いた取引をしたい場合にもアラートはとても有効です。
ダイバージェンス発生時にアラートが鳴る
RSIを使った取引で勝率をアップさせるためには、ダイバージェンスやヒドゥンダイバージェンスを用いた取引についても知らなければなりません。
RSIはレンジ相場でその威力を発揮しますが、ダイバージェンスを用いればトレンドの転換、ヒドゥンダイバージェンスを用いれば相場の継続を見極めることができます。
トレンドの転換や継続を判断することができれば、レンジ相場での取引でも高い確率で利益を上げられるかもしれません。その後トレンドが発生すれば、今度はトレンド系のインジケーターを用いた取引に切り替えることができるでしょう。
RSIのアラート機能は、ダイバージェンスやヒドゥンダイバージェンス発生時に鳴るようにも設定可能です。
ダイバージェンスやヒドゥンダイバージェンスの発生を見極めるのはそれほど簡単ではありません。根拠なくトレードすると思わぬ損失を被ることにもなりかねません。そのため アラートが非常に重要 となります。
ダイバージェンスやヒドゥンダイバージェンスが現れた時にアラートが鳴るよう設定しておけば、エントリーのタイミングを逃さないだけでなく、利益幅を大きくして取引することも可能になるでしょう。
まとめ
RSIは初心者でも使いやすいテクニカル指標ですが、アラート機能を使ってさらに効率よく取引を進めることができます。
RSIが一定の基準を超えた、80%を上回ったといった設定をしておけば、スマートフォンやメールに通知が来ます。
副業としてFX取引をしている方や、学生でFXを楽しんでいる方はずっとチャートをチェックできないので、とくにアラート機能の設定がお勧めです。